「富士市らしいまちづくりとは」

 商工会議所2月例会は、各種団体の代表と行政を交えた中で、対話集会のような形式で、「富士市らしいまちづくりとは」と題して、ディスカッションが行われました。オブザーバーとしても市議会議員も3人参加していました。

 参加団体の代表は、富士、吉原の商店会の会長、富士TMO健康印商店会、タウンマネジメント吉原の会長、NPO東海道の事務局長・市の職員と主に、商店会に関係する人達で構成されています。
 富士にしても、吉原にしても、多くの街で悩んでいる通り、シャターが閉まり、人通りもすくなくなっている状態です。
 商店街の現状は、三分の一が締まり、三分の一が辞めること考え、残りの三分の一が頑張って商売を続けようと思っている状態です。
 中心市街地活性化に伴い、色々な事に取り組んでいますが、いま一つ効果が薄く、画期的な特効薬がないのが現状だとおもっています。
 商店街と名がつく以上、そこに行けば、すべてが揃う場所でなければいけませんが、現在はそれが機能していない為、すべてが揃っている、郊外のお店に行ってしまうのは当り前のことです。お店が成り立つためには儲からなければやっていけない、人も来ないし、やっていけなければ閉める。悪循環です。市場原理は、魅力があるところに人が集まります。商店街には、人が集まらないのは魅力がない事につきます。
 行政が、補助金をだして、なにかをやらしても、商売的には二の次になっているので儲かる事はなく、人がただ集まり、お金はあまりおちていない状況だとおもいます。
 商売をやるのに魅力的な場所なら、誘致をしなくても、自然と集まってくるはずです。商店街としての商店の集まりを機能させる事をしたいのか、人があつまる場所をつくりたいのかはっきりしないのも魅力が作れない原因の一つだと思います。
 今までも、いろいろなまちづくりが話されてきていると思いますし、いろいろなイベントも行われています。「富士市らしいまちづくりとは」を話し合っていますが、商店街は復興するのでしょうか?(意見には、商店街を飲み屋一色の歓楽街にしようとか、飲食店だけの通りにしようなどありました。)真面目に話し合ったり、取り組んではいますが、効果がでるまで時間もかかるのもネックです。
 なんとなく中途半端で、協動という言葉もよく使われますが、一部の人に限られているような気がします。市民が求める商店街になっていくのでしょうか・・商店街にこだわらず、「富士市らしい」の発想を変えないといけないのかもしれません。
 簡単に考えても、、富士市に訪れた人達にをどこに連れて行っていいのかわからないのは私だけでしょうか?
 富士山が世界文化遺産登録がすすみ、富士山静岡空港が来春できます。多くの人が来ますが、本当に、「富士市らしいまちづくり」をしていかなければ、通過するだけのの都市のままになってしまいます。
 大きな観光の名所づくりにも取り組まなければいけないと思っています。富士市に市外の人を始めとし、多くの外国人も富士市に寄りたいと思わせる場所を創造していかなればなりません。
 今度の一般質問では、そんなことも取り上げるつもりです。