「おじちゃん。たらいって沈まない?」
「川って深い?冷たいの?どれくらいの距離なの?」
「早く乗りたいよー」
田宿川でのたらい流しに飛び入りでエントリーした東京の渋谷に住んでいる、いわゆる都会っ子の小学4年生のたくろう君と小学2年生のかずや君もちょっと不安げに、でも待ち遠しそうに、自分達の乗る番を待っています。
今泉の湧水、田宿川で日曜の朝、「田宿川たらい流し川まつり」が開催され、議員としても招待されていましたので、参加しました。また、昨日より、富士市に遊びに来ている、大学時代の友達の子供が、滅多に体験できないことなので、私もたらいに乗ったのですが、2人の子供もたらいに乗らさせて貰えました。
たらい流し川まつりは、川を守り、育て、愛し、環境を保ち、水害を防ぐ気持ちを育てる為の目的の基、地域の協力で川の清掃を進め、今回22回目の大会が開催されています。たらいは直径1メートル程で竹竿でバランスを取りながら、約800メートル下流のゴールまで、川の流れに乗りながら、沢山のギャラリーに見守れながらレースが行われました。
私も第1レースに参加し、たらいに乗りこみました。なんか一寸法師にでもなったような気分になりながら、不安定なたらいに、不安を感じましたが、結構乗り心地もよく、川の涼しい風が当たり、気持ち良く多くの声援を受け、スタートをしました。無事、水に落ちることなく、一番でゴールができました。同僚議員も参加していたのですが、最初から、たらいがひっくり返っており、川に浸かりながら、流れていました。(最初から、レースをする気がない、水着着用のパフォーマーです。)
私の友達の子供も、18レースで参加させてもらいましたが、乗り終わった後、
「おじちゃん、ほんとうに楽しかった。一緒に出ていた、たらいが沈没したけど、僕は、ぜんぜん、へっちゃらだったよ。」
「まだまだ、乗りたいよー」
目を輝かせて、嬉しそうに話してくれました。また、私の友達も子供たちに経験のできないことをさせてもらい、富士市に来て本当に、良かったよと喜んでくれました。
今泉の田宿川で川下りができるのは、へんぴな場所や山の中でやっているのではなく、普段、生活をし、見慣れている川で行われていることが、意義があり、本当に、素晴らしい事業であると思いました。