県議と意見交換会

富士市選出の県会議員と市議会側から4つの常任委員会の委員長及び正副議長との意見交換会が2日の午後市役所で開かれました。市会議員と県会議員は議員同士とはいえ、所属する政党の絡みもあり、県会議員の皆様とは、イベントや葬儀等の際にはお会いする事はあっても、県政の細かい情報や具体的な意見を聞く事はほとんどありません。個々においての繋がりはある場合は、個人的に情報交換や要望はしてはいるとは思いますが・・・

そのような中では、前議長の時から県に関わる部分も多くある状況ではもっと県議と連携は必要であるとし、年に一度意見交換をする場が設けられました。私もせっかくの機会にオブザーバーとして出席しました。

各常任委員会では継続的な問題や課題として、1、富士山こどもの国未整備部分について2、大学医学部または医科大学の誘致について3、田子の浦港整備関連の財政措置と地元負担金について4、本市場大淵線の整備促進についての意見交換がなされました。
富士山こどもの国の未整備部分については、残り100ヘクタールで当初計画で行くと200億と言う整備は、引き続き努力はするが、現状財政状況が厳しい中ではこれ以上の整備は期待できないと言う事に対して、市としては、整備が無理なら、市へ変換も考えなければいけないとの意見もでました。意見としては、指定管理者により利用状況は上向いており入園料の10%が県に入るようになっているので、今の30万人の入場が50万人位に伸びれば整備の可能性は十分あるとしていました。私は、2年前に県で取り組んでいる桜で彩る富士山名所づくりで、県と市と連携し、富士山こどもの国未整備部分へ、1万本以上の桜を植え、桜の名所としての位置付け要望しましたが、その後どの様な検討をなされているのか一度確認に行こうと思っています。
また富士市への医学部及び医大の誘致に関しては、医師不足解消の手段として実現してほしい事柄です。その件については、市長は、必要性は十分認識しており、現状では、財政的、人口的規模からの医大誘致は難しい為に、今後、広域合併を進めると言う事を以前から言っています。東部への医大誘致が囁かれる中で、川勝知事のマスコミで発表は議会軽視であるとしていましたが、市民として実際、沼津、三島では無く何としても富士市への誘致を図りたいとする動きの中で、町内連合町会からの署名活動も始まり、私の地域の回覧板でも回ってきていましたので、私も署名はしました。しかし、実際誘致をする上で、他の地域と同様に県知事が言う、医大設置用地として、駅から近く、10ヘクタール以上の土地と言う具体的な候補場所が無いと実現性は薄い事かもしれません。でも、地域医療崩壊の危機への市民意識の向上を図る上でも署名活動は重要な事であると思っています。
田子の浦の整備については、浚渫の捨て場所が大きな問題であり、海の中へ入る前の浚渫も進めなければいけない事でもあるとしていました。最後の本市場大淵線の用地交渉の遅れもありますが早急な開通をすすめるとしていました。
新々富士川橋や観光施策の取組みについても課題も多い為に、年に一度と言わず、定期的な意見交換をしていく方向で締めくくられました。
市民からすれば、河川や道路にしても県だからとか管轄が違うからと言われる事に対して、県議であろうと市議であろうと誰であろうと良くして貰いたいと言う事が大前提にあります。
私達、議員もしっかりとした連携をした上で、よりよい富士市にしていく事が重要だ感じています。