救急医療情報キットの導入を

体の調子が良くないです。とはいえ、一般質問は終わりました。結果的には、2項目の質問をこなしていくには、時間的に厳しいものがありました。
1時間と言う持ち時間の中で、市長答弁でですでに、30分以上が費やされていたので、聞かなければと思っていた事を大分はしょってしまった言うのが実情です

ですから、2項目とも、中途半端な形であり、自分でも納得がいかない部分はありました。
ただ、今回の質問で一番言いたかったのは、「救急情報キットの導入で」救急医療の対応策はやはり、医療機関の充実であり、医師不足の解消につきるのですが、急激な改善が難しいとされる中で、救急業務は、高齢者化に伴い、毎年増加傾向にある中での施策でした。
1人暮らしや疾病構造の変化はもしもの時に、搬送や受け入りに対して、しっかりとした情報伝達ができないと時間が取られてしまいます。

その解決ツールとして、「救急医療情報キット」があります。私も会派の視察で浦添市に行った時に知りましたが、救急情報医療キットとは
高齢者や障害者等の安全安心を確保する事を目的に「かかりつけ医」「薬剤情報提供書(写し)「持病」などの医療情報や「診察券(写し)」「健康保険証(写し)」等の情報を専用の容器に入れ、自宅に保管しておくことで、万一の救急時備えるものです。管理方法としては、どの家にもある、冷蔵庫に保管し、もしもの時にわかるように冷蔵庫や玄関にステッカーを張ります。
既に、この救急情報医療キットは港区を始め、「キット安心」「命のバトン」「安心は冷蔵庫から」として多くの自治体で導入が始まり始めています。    (命のバトンの実物)
                            

富士市では、大淵地区でこれと似たような形の安心カードを配布していますが、市の事業ではありません。
私は、自分の母が倒れた時に、感じてた対応がスムーズにできなかった事に対して、この情報ツールがあればもう少し違う対応ができていたのではないかと悔やまれます。その意味もあり、何としても市で導入を図りたかったのですが、課題もあるとする中で、前向きに検討との答弁でもありましたが、すぐにという訳にはいきませんでした。(それで良しとしなければいけませんが・・・)
今回、質問項目を1項目にして、じっくりと救急業務の数字も調べていたので、経年の数字を比較し問題点を挙げ、現在の状況を洗い出した中で話せばもう少し説得力も増し、突っ込んだ議論はできたと思いました。しかし、2つの質問をやると言う事は、時間的には難しい事でもありました。たとえ、問題意識はあっても、1時間という時間内では欲張ってはいけないと言う事が良く分かりました。
(民生委員さんを始めとする地域、医師会、病院、消防の連携は必要なシステムです)

でも、私は、限られた医療資源を適切に配分する為にも、「救急情報医療キット」を使い、救急や医療についての市民意識の向上を図る上でも、また、救急業務の体制作りのシステムとしても必要なものだと思っていますので、問題点や課題を解決した中で、市では早急の導入を進めるべきだと思っています

ただ、2項目目の「生物多様性と浮島が原については」あまりうまく伝えられなかったのは悔やまれます。