東部にもお店が増える中で・・・

 未だ、景気の回復の兆しはあまり感じられない中、決して人口が増えている訳で無い東部地域に新たにお店が建設されています。

出店するのは大手チェーン店ですが、新たに出店されるのは住民にとってはより利便性が図られ歓迎すべき事であると思われますが、一方、地元の商業図はどの様な変化がでてくるのかやそれに伴う道路状況の影響が心配もされます。

現在、進んでいる東部地域の流通施設の状況は、確認できる範囲でも

予てより出店する事になっていた三島製紙江尾工場跡地には、イオン系スーパーのマックスバリュー江尾店が10月オープン予定で工事が進んでいます。

沼津線沿いの林製紙さん近くには、大手ドラッグストアのマツモトキヨシ比奈店が12月オープン予定です。マツキヨさんは、更に富士市に数か所出店予定がされています。

3月15日に改修工事の為に休業していたユニー系のピアゴ中里店の改修が、もうすぐ終了し、8月30日には新装オープンする予定であります。またそれに伴い、吉原のユニーは立て直しの為に8月中旬でお店を閉め、その間の従業員はこちらで働くとも聞いています

いずれの施設にしても、車での買い物を予想した大型駐車場を完備した施設であります。
大店立地法により郊外への大型店の出店規制はされてはいるものの、規制されている大型店は1万㎡以上という枠組みは、富士市の流通形態や都市構造にはあわない事で、富士市の主流である中規模の流通店(1万平米未満)は、郊外やロードサイドに開発が進んでいます。このような状況は、コンパクトシティの取組みや中心市街地としての商店街の活性化が進みにくい状況であり、車社会の脱却をしようとしても、まだまだ車での買い物を助長する動きでもあります。

しかしながら、地域の問題点としても挙げられている公共交通が衰退していく現状の中では、今ある公共交通だけではなく、民間の力を活用し、新たにできる流通施設等が施設利用を図る上でのサービスとしてもバスなどを出して頂き、地域を巡回しながら、JRや公共施設へのアクセスができるような施策を考えてもらう事も必要であるのかもしれません。