田子の浦港の浚渫土

 田子の浦港の活性化として、大型船の入港を可能にする為、予てより港の深さを9メートルから12メートルの深さにするよう県は、推進してきています。
 今のままでは、富士市では田子の浦港に大型船が入港できないと、経済的に大きな損失もあるため必要性が求めれていました。
 しかしながら、河川から流れ込む浚渫土を処理しないといけない状況がありなかなか進展がしませんでした。
 岩本山に浚渫土を埋める計画がありましたが、ダイオキシンを含む浚渫土は受け入れることができないと計画は中断してしまいました。
 今回、鈴川海岸の砂山公園を整備計画を立てる中で、安全確保を図った上で堤防の補強・海岸浸食の防止・スポーツリクレーション空間を作る計画をたて、浚渫土を埋め立てる事を進め始めています。
 しかし、11月議会において、この計画に際し地域住民1879名の署名の反対陳情がだされ、本日、付託案件として、環境経済委員会で審議されました。
 当局の説明では、安全性については県においても確認はされており、市としても、十分に安全も確保された中での計画の説明がなされ、それに対して委員からの質疑がありました。
 11月17日浚渫土のセメント交換の試験実験がなされ、4週間後に結果がでた時点で提示し話をすすめていきたいとし、情報開示と安全性の説明をした中で理解をしてもらいたいとの説明がありました。それを受けて、委員会としては、当局の意見に対して賛成の見解をだしました。
 反対の方からしたら、納得はできてないような状況ではあると思いますが、安全性をしっかり確保することが保障されれば、やはり、自分たちの街の発展は将来の子供たちのことでもある以上、しっかり、監視した上で良い方向に進む選択は必要であると思います。