不登校について学ぶ

第19回“こころのネットワーク富士”公開討論会が開催されました。討論会の内容は、「不登校」「園や学校における問題行動」「虐待」「保護者とのかかわり」の4つのテーマで、各グループに分かれ行われました。

私は、6月議会において委員会編成がなされ、本年度は文教民生委員会の副委員長に任命されています。討論会のテーマは委員会所管の事でもありますし、参加者は小児科医、精神科医、臨床心理士、スクールカウンセラー、小、中学校教諭、養護教諭、幼稚園保育園関係者、市職員、療育センター職員、等々様々で多方面からの意見が聞けると思い参加してきました。私は「「不登校」のチームでの討論会でしたが、教育や病院等の現場での話が聞けたことは有意義な事でもありました。と言うのもの、以前、学校教育課で不登校に対する取り組みや不登校の状況を聞いた際、現状としては平成20年をピークに不登校数は減少していると報告は受けていましたので、様々な取り組みによる成果が表れていると判断はしていました。でも、討論会では県立こども病院の方からも指摘を受けましたが、数は減ってきてはいたとしても、一人一人の症状は重く、複雑になってきているので不登校が減ってきていると言う実感はないとの事でありました。学校現場においても、サポート員が減員されている事や、SSWが学校に来る回数と時間が減らされている現状で対応に苦労しているとの事。また、不登校に関しては小学校中学校では小、中連絡会で密な連携を取っての対応はなされているとの事でしたが、その他の施設や医師を含む専門機関等(医療、福祉、教育等)の連携が組織的にできればと言う要望もある他、どの様に自立させるかが切実な問題であるとしていました。今後、議員としても現状や課題として受け止めていますので、何らかの形で伝えていくつもりでいます。
私は子供も成人していますので、学校へ行く機会がほとんどなくなっています。ですから、学校現場の声を聞くいい機会でもありました。今後、継続的に参加できればと感じています。

*初歩的な事ですが、不登校はどのような基準で判断するのかお聞きしましたら、病気、けが以外で月7日以上欠席をしている生徒さんだそうです。文科省の定義を確認したら、年間30日以上欠席している生徒だそうです。