佐々木酒造店のお酒は希望の味・・・

(震災前の佐々木酒造店)

宮城県名取市閖上にあった佐々木酒造店は1871(明治4)年創業の130年の歴史をもつ老舗です。
しかしながら、東日本大震災の津波で海岸線から約1.5キロの場所にあった本社や酒蔵などが全壊してしまいました。

店を経営する家族と従業員は無事でしたが、仕込みタンクなどの設備が壊滅的な被害を受けてしまいました。
唯一残った看板。

 酒蔵があった閖上地区は、市の復興計画でかさ上げが予定されているため現地再建ができず、昨年、約4キロ離れた同市下余田に整備された仮設工場群の一画に生産拠点を移したそうです。津波に洗われながら残ったお酒が奇跡の酒と言われ話題になりましたが、震災後、初めての新酒として2種類純米酒「宝船 浪の音 閖(ゆり)」、本醸造「しぼりたての生原酒」の名称で販売し始められました。もともとあった名酒、「しぼりたての生原酒」は有名ですが、「閖」は地元名取市飯野坂で採れた減農薬のヒトメボレを原料にした純米酒で、水も名取川の伏流水を使うというこだわりを持って造られた復興酒だそうです。
閖上への現場視察の際、立ち寄った仮設商店街「閖上さいかい市場」に佐々木酒造のお店があり、運よく復興酒を買い求めることが出来ました。

佐々木酒造のあった写真が日和山に飾られていましたが、厳しい状況の中での2年ぶりの新酒販売は嬉しいニュースであったと感じます。。

閖上地区を含め、被災地の一刻も早い復興を祈りながら、家族で味わいました。
震災に見舞われていない事に感謝しながら・・・・

佐々木酒造のお酒は何とも言えない奥深い美味しさで、閖上の希望の味がしました・・・・・

ぜひ買い求めてください!!!