科学者の話で思い出した「桜で彩る富士山」名所づくり

旭化成の開発部にいた現在、豊橋技術科学大学教授の柴崎一郎氏の「自然の不思議と灯りの話」と題した講演を聞いたのですが、その科学の内容ではなく、柴崎先生の話の最後にお願いとして出た桜の話を聞いて、もう5年以上前の平成20年の2月議会において、私が「桜で彩る富士山」名所づくりの推進についての質問をした事を思い出しました。

この時の質問は、県で、富士山の文化的景観を意識した上で、富士山の眺望を配慮した「桜の名所」づくりの整備指針となる「桜で彩る富士の景観づくり基本方針」を策定された事により、魅力ある新たな桜の名所づくり、冨士山を一体とした名所づくり、静岡県らしい景観づくり、冨士山の自然や森林景観の保全、冨士山と桜の双方が奏でる美しさのPR,協働による景観活動の方針に基づき、平成20年度より市町から桜の名所づくりの候補地を募集し、富士山周辺で桜の名所の具体的な整備プランの策定や地域住民の活動支援の取り組みがありました。富士市として当時、富士山世界遺産登録が進む中で、「桜で彩る富士山」の名所づくりに関して、富士山がきれいに見える場所に位置する市としてはどのように考え、進めていくのか、また、地域においても多くの桜が見える場所はありましたが、300本から500本程度であり、富士市が、新たに桜の名所づくりを考えた時に、観光の目玉となるべく桜の名所を創造する必要があるとした中で、大きなエリアで沢山の10万本くらいの桜を植える必要がある必要性を訴え、可能性がある場所として、森林が広がる富士山麓の内山財産区を含む、市の所有林や子どもの国の未利用地を桜の郷として、環境保全を含んだ上で、全市的に、大々的に取り組みができないか質問しました。
答弁は、部分的な取り組みはあっても、最終的には、出来ないとの事でした。

柴崎先生のお願いは、くしくも私が質問した内容と数は違えども同じ「富士の裾野と100万本桜ともみじの周回道をつくろう」で富士の南も観光地にしようです。

私以外にも同じような事を考えてくれている人がいる事にびっくりと、科学者と同じ感覚を持っている事になんか嬉しくなりました。
でも、早い話、結局は現実離れした考え方なのでしょうか・・・・