公開討論会で感じた危惧感。

県知事選まで1か月を切りましたが、静岡県知事選の公開討論会が県内東部中部西部に分かれてと開催されています。東部地域で開催された富士市民プラザの公開討論会に参加してきましたが、初めての公開討論会の開催でもあり、県知事選は注目されているので多くの参加者来ていると思っていたのですが、会場について驚いたことが2つ。

1つ目は参加者の少なさ。
開会10分前に会場に入ったので、座れないのかと思っていたのですが、会場内は半分の席は空いており、真ん中で縄のようなものが張られ、後ろの席は報道の席の様で空いていました。恐らく開会5分前の状況は会場の半分埋まっていない状況であったと思います。
2つ目は、報道の多さ。
会場の真ん中の通路をテレビ局のテレビカメラやカメラを持った新聞記者が陣取り通行もままならない状況であり、メディアの関心の高さにちょっと圧倒されました。
あまりの一般参加者と報道のバランスが不自然であり、メディアの為に公開討論会を開催しているような光景には、参加者としてちょっと違和感を感じました。
本来なら、エリアとして富士市だけではなく東部地域としての開催ならば、400人の会場が入りきれなくてもおかしくないと思っていましたので・・・そのような意味では、恐らくそれなりの告知はしていると思いますが、主催者の一般参加者への情報提供の仕方にちょっと疑問を感じました。(それとも選挙に関心がないのでしょうか・・・)
ただ、現実的な話として、公開討論会の始まる前の時間に、隣にあるグランド富士で法人会総会が開催されており、武田教授の講演会が開催されましたが、会場は一杯でもあり400人以上が参加していたと思います。その後、懇親会が開催されていました。私は懇親会の席で公開討論会に参加することを伝えたのですが知っている人や関心を持っている人はほとんどいませんでした。
せっかくの素晴らしい企画なのに県政の主体者である県民がもう少し興味をもって頂きたいと感じてしまいます。他の会場もこのような状況でなければいいのですが・・・・東部の会場だけ見ると、何となく、政党やメディアは盛り上がっても、一般的に関心がなく県知事選の投票率は上がらないような危惧感を持ってしまいました。チラシに書いてあったとおり、「あなたが決めることができる静岡の未来」です。
公開討論会の内容については、3人の候補者の意見を聞いて比較する場所として、大変に良い機会であったと思います。個人的な意見としては、具体的に川勝県政の何が良くて、何が悪かったのかは聞きたかった事でありました。

*公開討論会の模様はケーブルテレビと選挙動画サイト「e−みらせん」にて後日放送されるそうですので是非見てください。