山本覚馬と八重の話

今年の太河ドラマで一躍時の人となった感のある新島八重は会津戊辰戦争で、男装し銃をもって戦った女性でもあり、のちに「幕末のジャンヌ・ダルク」と讃えられる歴史物語のヒロインでもあります。この八重について本にしている鈴木由紀子氏の講演会が法人会主催で「時代をはみだした山本覚馬と八重」と題して行われました。

八重は、兄の山本覚馬を頼って京都に行き、いち早く英語を学んだ、モダンレディでアメリカ帰りの新島襄と出会い、京都で初めての洗礼をうけて新島襄と結婚しました。キリスト教排斥の嵐のなか、兄、覚馬とともに新島をささえ、困難な同志社の創設期を担いました。しかしながら、八重もそうですが、八重の兄、覚馬は同志社大学創立立役者でありながらあまりにも知られていられず知られていない人の事を本にする難しさが語られました。

また、八重は新島襄が42歳で亡くなった後、八重は88歳まで生き、茶道家となって活躍するなど、死ぬまでみずからの可能性に挑戦しつづけており、大胆で潔い八重の生き方を女性であっても「ハンサム」と評された事が鈴木氏の著書である「ハンサムウーマン新島八重」に書かれている事が話されました。

実は私は大河ドラマは見ていませんが、1時間半の鈴木氏の講演を聞き、鈴木氏の本を読んでみたくなりました。