涙腺が弱くなっています。

最近、歳のせいか涙もろくなってきています。家族の事、特に娘の事になると弱いです。
東京の大学に娘が通っているのですが、大学3年生となり親としても就職が近くなり気にはなっています。でもなんの連絡もなく帰ってもきません。

心配してはいるものの忙しいので会いに行く事もままならない状況でありましたが、大学で入っているクラブの引退式があるから「来てくれ」と連絡が入ったようです。娘は現在大学のアナウンサー研究部で部長を務めています。部員は100人以上おり、学内最大の公認部活動でもありますが、部長であるが為に、家に帰る事はできないとの事でした。

その娘が大学で勉強よりも心血を注いで活動をしてきた集大成の引退式を私と妻に見て貰いたいとの事でした。という事で、地域でも行事がありましたが、滅多に連絡がない娘からの要請に何はさておき娘の最後の晴れ舞台という事で駆けつけました。

大学へ行ってびっくり。
多くのドレスを着た女の子の中心に我が娘がいます。久しぶりに会ってなんて声を掛けていいのか分かりません。声も欠けられずに会場に案内されてしまいました。

公認部活動だけあって、他大学の同様のクラブのメンバーが10人単位で何十校と招待されています。聞けば、渉外活動を、他の大学と交流を日々行っているそうです。400人の会場は満員でした。でも、流石に大学の行事であるので、父親が来ているのは私だけでした。(親ばかです)

娘の挨拶やクラブでの様子が随所で番組発表として写しだされており、最後には本人がDJ[荻田晃帆の謝罪エンターテインメイント]と題した数々のお詫びを語る番組発表がありました。

その中でお詫びとして、今日来ている私と妻に対してのお詫びも盛り込まれていました。
娘が出て来るだけでうるうるしていたのですが、私や妻の事に触れられ思わずぐっと来てしまい目頭が熱くなってしまいました。隣にいた妻も目にハンカチをあてていました。お互いに歳をとると涙腺が弱くなっているようです。
最後まで、引退発表会を見させてもらい、多くの仲間に囲まれている姿を見ていると、勉強よりも家に帰って家族といる事より大切なものであったのかと変に納得してしまいました。
とは言え、あと少しで社会へ出なければいけない訳です。
今までの経験が無駄にならないよう、悔いが残らいないよう就職も頑張ってもらいたいです。

ドレス姿の娘を見ていてふと感じたのは、今度、泣く時は、結婚をする時かな・・・・・・