市内通学路合同点検終了!!

6月議会でも取り上げられていた通学路での安全対策として、以前にもブログで書きましたが、文科省ではことし4月、登下校中の児童らの列に車が突っ込み、死傷者が出る事故が相次いだことを受け、全国で通学路の緊急合同点検を始めました。富士市内でも教育関係者や道路管理者らによる8月末までの緊急「通学路合同点検」が行われています。

今月末まで富士市内の15の小学校で240か所の危険箇所の内、45の危険箇所を抽出しての立会点検が行われており、最後の合同点検として須津小学校で校長、PTA会長、PTA母親委員、県警、県土木事務所、教育委員会、市民安全課、道路維持課、まちづくりセンター、等の関係者が集まり行われました。

当然地元の市会議員として私も参加しましたが、子どもや地域住民の命を守るための危険箇所の改善は不可欠な事でもあります。
須津小学校においては危険、要注意箇所として提出した4か所の内合同点検個所は以下の2か所。
1、「山平園から富士市中里須津珠算学校への道とその先の交差点」
2、「須津中学校北西の横断歩道」
6月議会で私の質問においても、「愛鷹農道2期の供用が近づく中での安全対策について」も須津小学校を含む、須津中学校、中里保育園の通学路に関連する基幹道が供用されることにより、交通量が増加し、今でも危険箇所であるのに、さらに危険が増すことが予想される中での対応を求めていましたので、どちらの問題個所も関係があります。

ですから、このように、関係者が集まり点検、今後の方策を考えて頂ける事はありがたい事でもあります。
しかしながら、緊急合同点検は、4月の事故後、文部科学省などが全国の教育委員会や道路管理者、警察に要請し、全国で行われていますが、私の地域同様、問題とされている通学路の狭い道などは、抜本的な改善として隣接住民から土地を提供してもらわないと道路は拡幅や拡張できません。県でも市でも予算が限られる中、要望した内容がすぐに改善されるわけではなく、学校や保護者、地域住民らで当面の対応を考えなければならないのが現状でもありますが、複数の関係者が一緒に点検を行うのは問題意識を共有する意味では意義ある事であると思っています。
市内の通学路合同点検は須津小学校が最後に終了しました。
いずれにしても、危険箇所については事故が起きてからの対応では遅いのです。
ソフト、ハードの両面を含め、時間がかかる事は分りますが、すぐにできる対応はよろしくお願いします。