タクシー生誕100周年を迎えた中での課題

コミュニティ交通セミナーとして研修に行った際に知ったのですが、タクシーは大正元年、8月東京有楽町のタクシー会社が初めてメーター機を乗せて走らせてから、今年で生誕100周年に当たるそうです。それを記念して8月5日は「タクシーの日」だったそうです。

タクシー業界では、1970年万博をピークに営業収益は落ちてきているそうです。現在、タクシー事業は、長期的に輸送事業が低迷する中、車両数が増加するなどの影響もあり、地域によっては収益基盤の悪化や運転手の労働条件の悪化が生じている他、不適正な事業運営の横行、事故発生件数の増加と言った問題もあり、平成21年6月「タクシー事業適正化・活性化特別措置法」に基づきタクシー事業の適正化、活性化に取り組んでいます。。
タクシー業界はダウンサイジングと事業の活性化を進めていますが、もう一つの命題としては、2016年5月までに無線からフルデジタル化に移行しなければなりません。
100年の歴史を経て、タクシー業界も生き残りをかけて、様々な取り組みをしていることをセミナーでは聞くことができました。
セミナーでの「時代はタクシーサイズ!」の理由として
1、フレキシブル
2、パーソナル化
3、情報装置
の3つが挙げられていましたが
まさしく、大量輸送の時代ではなくなってきた中での、地域の救世主としての役割が担えるかが100周年を迎えた中でのタクシーに課せられた課題でもあると感じています。