チョウトンボも守りたい財産。

チョウトンボを見た事がありますか?
沼や池に生息していますが、名前の通り蝶のようなトンボとして貴重なトンボの一種であると思っています。あまり知られてはいませんが、富士市の東部地域では6月から9月頃までの間にチョウトンボの観測ができます。

チョウトンボは、羽が全体的に黒っぽい色でおおわれ、光の角度によって虹色に光ります。この羽の色の見え方がとても楽しめるとんぼのひとつです。
ひらひらと飛ぶ姿がちょうに似て いて他のとんぼと飛び方がまったく違います。
光の加減によって羽の色がこんなに変化するとんぼは少ないです。
ひらひらと蝶のように飛ぶ姿、群れをなして飛ぶ姿、このとんぼの魅力はつきないと言われています。その光の加減で羽の変化した色を撮影するのがトンボマニアの楽しみ方の一つだそうです。
私もチョウトンボの撮影を試みてみました。

専門的なカメラではないので、それなりにしか取れませんが、色の変化も良く分かり木や草にとまっていると素人でも簡単に写真が撮れます。

メダカやホタルやトンボのような身近な野生生物の中には、今では自然でない自然環境にしか住んでいないものもいます。富士市には身近な所に貴重な動植物がいます。それは大きな財産でもあります。この財産を失ってはいけないと思います。
チョウトンボも守りたい財産であると思っています。
ただ、保護だけではなく人の手を加えた上での、都市域でも子供達が日常的に接し得る豊かで文化的な環境を構成する新しい自然との共生・共存の実現も必要な事であると感じますので行政の適切な関与の下での貴重な種の保全はして頂きたい事でもあります。