春日製紙の工場視察研修。

言わずと知れた富士市はかみのまちでもあります。
かみのまちを考える会のお誘いで、議員8名と一緒に春日製紙工業株式会社の工場視察に行ってきました。
前にもブログで書いたかもしれませんが、春日製紙の創業者久保田春吉は私の実の御爺さんです。

私が小学校1年生の時に亡くなってしまいましたが、かわいがってもらった覚えがあります。小さな時は私の父も働いていたので、よく会社に言った覚えはありますし、学校でも会社見学に行ったことはありました。でもそれは、40年以上前の話でもあり、御爺さんが亡くなった後は、叔父が会社を引き継ぎ会社を発展させてきました。その叔父も亡くなってしまい今は、従妹が経営しています。叔父が元気だった時に工場を見せて貰った事がありましたが、改めて御爺さんが作った会社の今はどうなのかと思いながらの視察でもありました。

春日製紙は昭和5年に創業し、クラフトパルプ工場から、再生紙工場へ大きな返還を遂げ、家庭紙、特更紙、加工紙の分野に着手し、積極的に環境問題や古紙資源の有効利用を進めてきています。特に再生紙ロールの生産量は全国トップクラスでもあり、世界で初めての芯の無いトイレットペーパー「コア・ユース」は20年前に特許を取っています。

紙製造業はエネルギー多消費型産業でもあり、消費電力の70%はコージェネレーション方式ガスタービン発電によって自家発電もしています。またバイオマスボイラーや三相流動式生物処理装置、ニューセラミック製造装置様々な環境プラントもあります。

どの分野でもそうですが、利益を確保しながらも、価格競争等の熾烈な業界の状況での生き残りをかけて企業努力は必死でもあると思います。
あらためて工場視察をさせて貰いながら、中小企業ではあるものの、様々な努力は見てわかりますし、実際、堅調な実績も上げています。

今の会社の継続を進めて頂いている久保田会長をはじめ、従業員の皆様には改めて感謝申し上げたい気持ちになりました。
また、久保田会長とは従妹でもありますが、大変聡明な方であり、業界発展のためのリーダーとして力を発揮成される経営者でもあると思っています。。