放射能測定器の貸し出しは

放射線を大量に浴びた場合、与える影響は、大人より子供の方が2〜3倍影響があると聞きました。原発事故が解決しない中では、子供を持つ方々は不安を持っているようです。

ある会合に出席した際に、次のような事を聞かれました。
「荻田さん、私には幼稚園の子どもがいるのですけど、今、幼稚園のお母さん方で話題になっている事があるんですがいいですか」
「どんなことでしょうか?」
「実は、幼稚園とか学校に通わせている親も、放射能が富士市において大丈夫か気になり始めているのですよ。神奈川でもお茶の葉が汚染されていると言うニュースもありましたから」
「そうですよね」
「行政としてその辺の事はどう考えています」
「議会において、放射能の測定をするモニタリングポストの設置予算がついていましたけど、現在、環境保全課で対応はしているとは思いますが、確認してみます」
「子どもの事を考えたら、他の自治体でやっている学校施設、特に幼稚園のような施設に放射能測定器なんか、貸出なんか無いのですか」
「聞いたことはないのですが、確認します」
確かに、富士市は福島より離れてはいるものの、風向きにより影響がないとは言いきれませんので、乳幼児を持つ親御さんや妊産婦さん方は心配なのかもしれません。

そう言えば、新聞で、放射能測定器の注文の記事が1か月くらい前に載っていました。生産業者の話では、1999年の東海村臨界事故の時に、自治体が防災用に順次導入を始めていたが、今回の原発事故により、自治体を始め個人での注文も殺到し製造が追いつかないと書いてあったことを思い出しました。

「今後のことを考えたら、富士市においてもモニタリングポスト以外にも身近でわかる放射能測定器の整備も必要な事かも・・」
と感じながら、ある会合から帰ってきました。