米山奨学生・徐さん。

 外国人留学生を支援する民間最大の期間として、財団法人ロータリー米山記念奨学会(以下、米山奨学会)があります。
この米山奨学会は、勉学・研究のために日本に在留している私費外国人留学生に対し、日本全国のロータリアンからの寄付金を財源に奨学金を支給し支援する、民間の奨学財団です。

この米山奨学会は静岡県の長泉町出身の郷土の偉人として称えられている「米山梅吉」氏が私財を投じ生涯を通じて社会・医療の事業に奉仕をしてきた功績に対し、米山基金が設立され、その後、奨学会事業となりました。毎年、日本に留学する800人弱の外国人に、学部にもよりますが、毎月10万円と14万円が1年及び2年間給付されます。当然誰でも給付される訳では無く、論文や大学の推薦等厳しい審査を通らなければなりません。(詳しい詳細はインターネットで検索してください)
富士市においても、現在、富士常葉大学で学ぶ、徐若南さんが米山奨学生として、奨学金給付を受けています。

彼女は日本に来て半年ですが、流暢な日本語を喋る事が出来ます。大変頭の良い子でもあり、奨学金についてはインターネットにより知ったそうですが、自分が奨学生に選ればれた事に感謝と誇りを持っていました。

その米山奨学生の徐さんの話を聞く機会がありました。
自分の出身地の中国の温州市についてパワーポイントを用いて、説明してくれたのですが、話す資料を用意している事もビックリですが、すべて日本語で原稿を作っている事には感心してしまいました。

彼女には日本に来て夢があり、その夢の実現をする為に更に日本で学びたいと言う思いの下、同志社大学を受験するそうです。話を聞いて、真面目に頑張っている学生である事が良く分かりました。異国の地で学ぶ事は大変であると思いますが、娘と同じ年でもありますので、ぜひ頑張ってもらいたいと強く思いました。
真面目に学ぶ学生には、外国であろうと日本人であろうとしっかりと支援は必要であります。
奨学金を含む学業支援は様々なプログラムが有る中では、的確な情報を得ながら自分の夢をかなえる手段にしてもらいたいものです。
徐若南さん夢に向かって、頑張ってください!