地域連携の災害支援。

 台風9号が静岡に上陸し水害が心配されましたが、雨が弱まった後、私も水害被害が発生していないか確認に出かけました。幸いな事に、私の住む水害常襲地域において大きな被害の報告はありませんでした。

 しかしながら、大淵地区では大雨による影響で、がけ崩れや道路の隆起の被害が出た事が報告されていました。富士市内でも、場所によって雨の降り方が違ったようです。

富士市の東部地域では水害被害が無かった中で、須津地区行政懇談会が9日の夜に開催されましたが、冒頭市長の挨拶で、この地域で3年前の水害の被害に関連して、台風9号による小山町の被害に触れました。小山町での被害は、テレビ新聞でも大きく報道されており、同じ静岡県内でも、小山町には、1時間に100ミリ以上の雨が降り続け甚大な被害をもたらしたことで町自体での復旧は困難として「激甚災害」への要請が必要とされるとの事でした。実際、家屋浸水117件、水道管が流木で破損し1500世帯の断水が生じている状況に、富士市として救援支援として必要な物資の確認をした所、飲み水としてのペットボトルの要求が有り、早急に届ける対応が話されました。これは、昨年の5月に富士山を取り巻く、4市1町で(富士市・富士宮市・御殿場市・裾野市・小山町)で富士山ネットワーク会議が組織された中での地域連携による支援対策でもありますが、迅速な対応は評価できます。(困った時はお互い様です。)

10日,本会議が開催されましたが、朝、庁舎の入り口で、テレビ等の報道が集まっていたので何事かと思ったら、行政懇談会で話されていた救援物資としてペットボトル3840本を積み込んだ救援車が出発する所でした。地域連携の上での迅速な支援を目の当たりに見た感じですが、一刻も早く届け役立てて貰いたいものです。

小山町での水害被害は他人ごとでは無く、私の住む地域では、どの様な水害被害が起きるか分かりません。災害の際の地域連携はこれから益々重要になってくる事でもあります。