かわいい子には旅をさせよ

 

昔から、子供を甘やかして育てず、手元から放して、辛いことや大変な事等色々な経験や体験をさせ成長させていく諺に「かわいい子には旅をさせよ」と言いますが、色々な経験を積むと言う観点から、私の娘も、5日より13日まで、研修船「とうかい号青年の船」に乗船し名古屋から硫黄島、サイパンに向けて旅たちました。

名古屋港から出航する為に、富士市から乗船する仲間とともに出発したのですが、私は、地域での運動会出席で名古屋までは行く事は出来ない為に、商工会議所からのバスを見送りさせて頂きました。
とうかい号青年の船は、すでに37回の歴史がありますが、東海4県の30歳までの成年男女が乗船し、船での研修は下より、寄港先の外国において民間外交の役割も担ってきます。私もかつてこの事業で北京や台湾に行きましたが、パトカーが先導で各訪問先へ案内され、政府の要人も出迎えてくれる事には驚かされました。その青年の船に、娘は大学4年生に成り、本来なら就職活動中でもあるにも拘らず就職もまだ決まらないのにどうしても乗りたいと行ってしまいました。大丈夫なのと親の心配を他所に、本人は呑気な物です。しかしながら、人生の中で時間と言う余裕はいつでもある訳ではありません。やはり行ける時、経験できるチャンスがある時に出来る事はすべきであると常々思っている私にとっては、娘自らがやりたい事には止め立ててできません。例え就職が無かろうとそれはそれで本人の責任でもあると思っています。
今回の青年の船には、富士市から6名その中には市の職員の村上さんが乗船していましたので、見送りの際に、富士市での事業として、中学生から成人までを対象にした青少年の船を毎年行っていますので、この経験を通して、ぜひ事業に役立てるようお願いしてきました。

私の娘もせっかく貴重な時間を使っていく訳ですから、それなりに何かを得てきてもらいたいと思っています。
「かわいい子には旅をさせよ」は人生においての色々な経験が、人生を豊かにし、幸せは与えられるものでは無く、幸せを手に入れる近道を身につける為の術を勉強をさせる事だと思っています。

娘を含む富士市から乗船した方々は、多くの思い出を詰め込んで無事帰ってくる事願っています。

*船の出港の写真はメールで送ってもらったものを添付しました。