富士市の誇るべき郷土文化「大龍の舞」

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富士市の郷土芸能の1つとして素晴らしいものがあります。それは、民生委員制度創設100周年のアトラクションでの富士市立東中学校と第六天太鼓の皆様が演じられた「東中太鼓」と「大龍の舞」ですが、私は初めて見たのですが本当に感動をしてしまいました。特に圧巻だった「大龍の舞」の演技には会場中、鳴りやまないほどの大きな拍手が東中生に送られていました。

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アトラクションで演じられた「大龍の舞」は昭和51年、東比奈諏訪神社で地域の五穀豊穣と家内安全の祈りをこめて信州の諏訪神社に伝わる竜神伝説と八又の大蛇(やまたのおろち)伝説を基に創作したもので、龍の舞は島根県に伝わる民俗芸能の神楽で演じられている大蛇の動きを参考に、「東比奈諏訪神社大瀧の舞」として完成させたものですが、巨大な龍と素戔嗚尊が繰り広げる勇壮果敢な物語で「胴見せ」「姫さらい」「大蛇退治」の三幕で構成されており、それぞれの見せ場は、見る人を神話の世界に引き込んでしまう見事な立ち回りでもありました。公立の中学で郷土芸能が行われているのは日本全国でも富士市立東中学校だけであるとの事です。
東中学は富士市の中でも少人数の中学校ですが、ぜひとも富士市の誇るべき郷土文化として学校、地域ぐるみで継続して残してもらいたいものであると強く感じました。