東部地域の景観形成の為に

 富士市の東部地域には、ほ場整備された東部土地改良区や浮島土地改良の広大な田園風景があります。しかしながら、水田に関わる農業者の高齢化や後継者不足は深刻な問題でもあり、耕作放棄地も目立ち始め、また、田んぼの中には看板も立てられている状況は、美しい田園の景観を維持、保全していく事は今後の課題であると思っています。

良好な景観形成を検討するに当り、静岡県の都市計画課で、景観講習会が開催されているのですが、今回のプログラムの内容は
行政説明として
農地保全課農村環境班 鈴木主査による「協働による農村景観づくり」
基調講演として
独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構農村工学研究所農村環境部景域整備研究室
主任研究員 重岡徹氏
「豊かたな田園風景の保全・活用について」
事例発表 1
菊川市都市計画課 大佐森係長
「菊川市上倉沢の棚田」
事例発表 2
アクアネット梅山 浅羽一芳氏
「浅羽1万石」の原風景〜梅山〜」
袋井市都市計画課 村田昭弘主任主査
「袋井市の景観計画と農の風景」
です。
プログラム内容を見る限りではそれぞれが農村や田園の景観についてがテーマであり、私に取っては大変興味深く、また、東部地域の景観形成に役立つ事であると思い、袋井市のメロープラザまで行ってきました。
(袋井市の花はコスモスですが、会場のまわりの田園にはコスモスが咲き乱れていました)

個々の説明や講演、発表については機会を見て掲載しますが、講習会に出て、改めて、東部地域においては、健全な農業基盤の整備を進めた上で、住む人達が愛着と誇りを感じ、訪れたいと思えるような美しい田園風景の景観つくりは必要な事であると感じました。
県においては、農村協働活動を取り入れた取り組みが進められていますが、東部地域の景観形成については自分なりに考えたいと思っています。