東部地域活性化へ 交通アクセスの向上などを求め

東部地域活性化へ 交通アクセスの向上などを求め

荻田氏は、歩いていける範囲を生活圏ととらえてさまざまな都市機能をコンパクトに集積する「コンパクトシティ」の有効性を指摘するとともに、郊外における地域の特性を生かしたまちづくりの重要性も強調。市東部地域の活性化に向けて、交通アクセスの向上と歩道・自転車道整備、浮島ヶ原の自然環境の保全、四月から一部開園となった浮島ヶ原自然公園の有効活用などを求めた。
鈴木市長は荻田氏の挙げた吉原浮島線、柏原江尾線、田中新田中里線について、展業用道路として整備・管理されてきた経路を説明した上で、「昨年三月から市道に認定し、管理している。自然環境と調和した道路として交通アクセスの向上、歩道・自転車道の整備に向けて検討したい」と応じた。吉原沼津線の新幹線高架以東のエリアについては「北側に歩道があり、南側への歩道整備の予定はない。今後の道路利用状況をみながら検討したい」とした。自然公園の活用については「残りの整備とともに、案内看板の設置、パンフレット作成などを進めたい。自然観察や学習の場としてますます利用されることを期待する」と述べた。