今議会の質問は、浅間古墳活用の第1歩!!

私の一般質問が5日に終わりました。
質問項目は2つ。「富士市唯一の国指定史跡浅間古墳の整備を含む史跡活用について」と「キャリア教育の先進市としての充実と更なる取り組みについて」でしたが、どちらも想いがあっての質問でした。浅間古墳については、今まで議会において、富士市の重要な文化財であるにもかかわらず富士市唯一の国指定史跡浅間古墳や東部の史跡について取り上げられたことは無かったです。あらためて国指定史跡として浅間古墳の価値を説明するならば、墳長100メートルに及ぶ、全国屈指の古墳であります。また、国指定史跡とは、「文化財」の種類の1つで、歴史上または学術上価値が高いと認められる遺跡について、国が指定を行ったものです。日本の歴史を正しく理解するために欠くことができない、いわば歴史遺産ともいうべき存在です。
富士市においての国指定史跡は、富士山と浅間古墳です。富士山は共有の史跡でありますので、実際には浅間古墳が富士市唯一の国指定史跡でもあります。その価値が史跡指定以来60年近く学術調査も行われず整備されないまま埋もれている状況はあまりにもったいない話であります。いわば、宝の持ち腐れ状態です。

今回の質問では、発掘調査を含む施設整備を求めていますが、文化財整備は多くの課題があり、取り組むにしてもお金と時間がかかる上、国や県が関わっての事で市が単独で進める事はできない等大変難しい事は既にヒアリングをした時点で確認はできています。分かってはいたものの、答弁はあまり期待が持てるような良い話にはなりませんでした。今回、富士市の文化財行政の在り方を確認しながらも、富士市唯一の国指定史跡の整備としての発掘調査の可能性を投げかけながら、将来的な整備計画の必要性がある事や、富士市の貴重な財産である浅間古墳を多くの人にそんなものがどこにあるのかを知って頂きながら、浅間古墳の活用によっては富士市の、東部地域の活性化に大きく寄与できるかもしれない夢や希望を訴えたつもりです。私は、富士市の歴史遺産とし浅間古墳の活用を考えるならば、発掘調査を国に要望しての史跡公園化も見据えた周辺環境を含めての総合的に保存・活用するための計画は必要になってくることを提案しました。しかしながら、やはり、議場では実のある答弁はひきだせませんでした。ただ、傍聴に来ていただいた方々から、「議員の想いは伝わったよ」と言われたのはせめても救いです。
これを機会に、これからも富士市の財産である浅間古墳については地域を交えて考えていくきっかけにしたいと思っています。当面は、浅間古墳についての情報発信と地域要望として、須津地域にある古墳群の内の、3つ史跡、浅間古墳、琴平古墳、千里塚古墳をまほろばの丘公園として位置付けての整備活用への取り組みが投げかけられていますので、発掘調査は将来的な事としても、今あるものを活用できるような周辺整備は何としても進めたいです。
今議会での質問は、浅間古墳活用の第一歩です!!
何としても、浅間古墳に磨きをかけて、全国に発信できるような場所にしたいです。