16年に一度のご開扉!!の謎

CIMG1824富士市の1番東の浮島の境地区には薬師堂がありますが、その薬師堂は薬師如来の本尊を祀る御堂で古くから「お薬さん」と呼ばれ地域の方々の無病息災や安全を祈願する場所として知られています。しかしながら、その創建年代は不明で詳しい記録は無いとされていました。ただ、昭和22年ごろ、その御堂のがけの一部が崩れ、偶然にも仏具の鰐口と茶臼が出土し、今から500年以上前のものである事が判明され、薬師堂は古い歴史のあるものであるとされました。その薬師如来が今年、16年に一度の御開扉の年となり、地域を挙げて本尊ご開扉法要並びに記念事業が盛大に開催されましたので、一番身近な市会議員として参加してきました。CIMG1828 CIMG1832
私もすぐ近くの場所に住んではいるものの、16年に一度の事でもあり、境のお薬さんの後ろを向いていると言われる仏体を見たことは無かったので、法要参加後に初めて拝み見させていただきました。「どうして16年に一度のご開扉なのか?」と役員さんに聞いたのですが、昔からの風習でなぜ16年に一度になったのかは、正確な事は知らないとの事でした。結局、16年に一度はなぜなのか、謎のままになっています。
記念事業においては、私も投げ餅をやらしていただきましたがステージ上では地域以外にも、団体や保育園、小学校、中学校等々多くの方演目を披露しており、その見学に、境内には、入りきれないくらいの人で賑わっていました。
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現在、熊本では大きな震災が起こり、今なお被害が拡大している事は、心配せずにはいられない事でありますが、地域においても決して他人ごとではない中で、あらためて災害時の共助と言う観点からも地域の絆作りとして、祭りを通じての地域交流は重要であると思っています。いずれにしても、地域の守り仏として、これを契機に次の16年後まで地域の安全についてもしっかりと守ってもらいたいと思っています。
最後になりましたが、一昨日の熊本での震災から断続的に続く地震により、お亡くなりになられた方々や関係者の皆様にはご冥福をお祈りすると共に、一刻も早く余震が治まり被害の拡大が進まない事と被災地の復旧ができることを心から念じます。