「病診連携」について

病院についての視察を2か所してきました。視察報告の詳細を作成している中で、基本的な事柄として、「病診連携」と言う言葉を耳にすると思いますが分かるでしょうか?

「病診連携」とは病院と診療所が協力して、よりよい医療をすることをいいます。入院の必要な方、より高度な検査の必要な場合、かかりつけの先生から病院に紹介したり、入院の方も退院のときは、信頼できる先生を病院より紹介をします。
 私もそうですが、病気やけがをした時に見て貰う所をすべて病院と言ってしまっているのですが、でも、病院と診療所は区別されているからこそ病診連携と言う言葉があります。では、病院と診療所はどう違うか分かりますか?
「医療機関」は大きく分けると、「病院」「一般診療所」「歯科診療所」の3種類があります。では病院と診療所との違いはと言うと
診療所とは1人ないし2人のドクターで入院施設がまったくないかベット数が19床以下の医療機関をいい、病院とはドクターが3人以上、ベット数が20床以上の医療機関のことをいいます。
ちなみに「クリニック」「医院」と名乗っているところは診療所になります。
富士地区の医師総数は518人。内訳は医療施設従事者が506人で(病院従事者は244人、診療所従事者は262人)介護老人保健施設従事者5人、医療施設以外の従事者が6人、無職が1人となっています。
地域医療の充実は、拠点病院の公立病院を中心とした官民連携の病診連携がなされる事は非常に大切な事でもあります。その為にも医師会とのしっかりした連携は必要な事であります。
今回視察した浦添市では、公立病院が無い中で民、民の病診連携が進められていましたのでこの事については後日掲載いたします。