タスクフォース的な組織とは?


 
 私が所属する会派、市民クラブでは、予てから会派で集まり、分野別に要望書を作成していたのですが、30日の午後1時に市長室に行き、「平成22年度重要施策に対する要望書」を市長へ提出いたしました。

これは、現在、次年度の予算組が始まっている中では、私達会派の要望を厳しい経済環境は踏まえながらも、よりきめ細やかな財政運営を求める共に、大きく9つの分野に分け、予算編成に組み込んで頂けるよう要望致しました。

しかしながら、昨年よりの世界的な経済不況は市民生活にも深刻に表れ始めている状況であり、次年度収入見込みにおいても、市民税の大幅減収を始め自主財源の低迷が予想され財政運営は一段の厳しさが強いられると思われ、要望がすべて通ると言う事は難しい事かもしれません。
今回の重要施策の中で、タスクフォース的な組織整備と言うくだりがあるのですが、会派でも、タスクフォースとはどの様な意味なのかと言う話が出ました。タスクフォースとは機動部隊(特殊任務をもった特別編成の部隊)という軍隊用語で、もともとの意味は、任務(タスク)のために特別に、もしくは新たに編成された部隊のことです。これから転じて軍隊に限らず、具体的な特定の目的のために一時的に編成される部局や組織を指すのが広義でのとらえ方になっています。また、タスクフォースとは、広く一般の組織に関しても使われるようになった名称でプロジェクト・チームとも言います。
 要望書で私達が引用したタスクフォース的組織の意味としては、縦割り行政のひずみの解消であり、横断的組織を編成するべきである事を求めています。現在の多様化する環境では、部を超えて複数化にまたがるケースが増えているが、一つの部署では対応しきれない状況でありながらも、縦割りによる問題の為に進みにくいとし、窓口の一元化をする組織整備が必要であるとしています。ただ、聞き慣れない言葉である為に、市民には分かりづらい部分もあり、何でも横文字にするのではなく、誰でも分かる言葉に変えたらどうだと言う意見もありました。確かに新しい言葉が次々に出てきており、理解するのも大変な状況でもあります。
いずれにしても、要望書は市長に提出しました。要望がどの様に取り組まれていくかは今後、検証していかなければならない事でもあります。