バリアフリー基本構想

 本日の建設水道委員会において、吉原駅及び吉原本町駅周辺地区のバリアフリー基本構想が説明されました。これは、全国的に高齢化が進み、富士市においても、高齢化率は年々高まっており、障害者数も増加している中で障害者も健常者と同じように活動できる社会を目指す「ノーマライゼーション」の考え方が、浸透してきている社会背景にあります。。
 富士市の老齢人口も年々増加を続けており、高齢化率は18,1%と約6人に1人が65歳以上の高齢者となっています。

 誰もが、安全快適に、社会生活を営む事ができる環境が、必要であり、その為には、鉄道駅や市街地などにおいても、バリアフリー化が必要となってきました。このような社会課題に対応する為に「ユニバーサルデザイン大綱」を踏まえ「バリアフリー新法」が新たに制定されました。
 バリアフリー新法においては市町村が定めた基本方針に基づき、1 日あたり乗降客数が5,000 人以上または相当数の高齢者・身体障害者等の利用が見込まれる旅客施設(特定旅客施設)を中心とした地区(重点整備地区)について、旅客施設、周辺の道路、駅前広場、信号機等のバリアフリー化を重点的かつ一体的に推進するため、当該地区におけるバリアフリー化のための方針、実施する事業等を内容とする「基本構想」を作成することができます。

 これに基づき、JR吉原駅と岳南鉄道吉原駅のバリアフリー化と交通接点としての機能強化が図られ、また、岳南鉄道吉原本町駅周辺を重点整備地区に指定して面的なバリアフリー化が図られます
 事前にフィールドワークを実施し、いろいろな問題点を洗い出しており、高齢者の方、障害者の方々や事業者、施設管理者、関係各機関及び富士市の協働作業によって基本構想は、策定されました。
 詳しい内容は、市で発行する資料で確認していただければと思います。すでに、基本構想の概略は新聞にも報道されている部分もありますが、安心、安全、快適な社会生活を営む環境整備が他の地域、富士市全域にも及ぶことを望みます。

 連休明けの久しぶりの委員会への出席でした。質問をしようかどうか悩んでるうちに終わってしまい、ちょっと残念な感じもします。ちょうど、野球で言えば「見逃しの三振」とでもいいましょうか。