映画文化の構築を

 財政破綻した夕張市で市民が主体となり、映画祭が開催されているニュースが流れていました。清水でも4月5日より、第14回清水映画祭が開催されます。富士市の映画文化はどうなるんでしょうかね?

 現在、富士市に唯一あるパピーのシネプレーゴも、パピー閉館後は、無くなり、24万5千人が住む、富士市には映画館の無いまちになります。私の子供の時は、吉原に3つ富士に、1つの4つの(もっとあったかも知れませんが覚えているだけでもの数です。)映画館がありましたし、映画館は娯楽の場で、学校でも、割引券などが配られ、休みになると映画館へ連れてってくれと親にせがんだことを覚えています。学生時代は授業をさぼって映画館に行ったのも思い出します。大人になっても、映画館で映画を見ることが好きで、定期的に映画を見に行っています。

 最近は忙しくて、なかなかいけない状況ですが、それでも、時間を見つけて、夜の遅い時間に行ったりして見ています。でも、富士市の映画館には、あまり行かず、沼津、清水、静岡までみにいきます。近くの映画館は、子供の頃のイメージがあり、狭い、汚い、臭い、という印象があり、どうしても、他市のきれいな映画館に行きはじめ、富士の映画館に行かなくなりました。実際、富士のシネプレーゴが無くなっても、不便は感じない1人です。しかしながら、映画文化を構築して頂きたい1人としては、自分の住むまちに映画館がないのはさびしい限りですし、まちとしての品格がさがると思っています。映画も文化をつかさどる重要なファクターだと思っていますし、大衆娯楽の原点のような気もします。
 戦後、何もない時代から、飛躍的に、映画が普及し始め、多くの人が、夢や希望を持ち生きていく元気をもらった人も多くいるはずです。テレビやビデオ・DVD・PCにより、映画館に足を運ぶ人が少なくなっているという現実もありますが、私は、何より子供の時から、映画が始まるドキドキ感が大好きです。富士市においても、フイルムコミッションが設立されまましたが、撮影誘致もそうですが、映画祭ができるようなまちになればいいなとつくづく思います。でも、そう言っている私も他市へ行っているようじゃ駄目ですね。

 今日も、清水のドリームプラザで、レイトショウで遅い時間から、「ライラの冒険」見てきました。(3部作ですが、面白かったです)私のダイモンはねずみでした。
 清水のドリームプラザ周辺は、大分、景観的にも、雰囲気的にもよくなり、わざわざ行ってみようという気にさせる場所になっています。富士市にも雰囲気の良い、映画を見たり、散策をしたり、買い物をさせてくれるような場所がないと若者が離れて行ってしまうと思います。