議会質問と傍聴のお知らせ。

一般質問が始まっています。改選後の議会と言う事と興味深い質問が多いのか傍聴者が多く来ています。ある意味傍聴者が多いと言うことは議会で何が話し合われているを知ってもらえて良いことであると思っています。また、議員にとっても、登壇していなくても見られていると言う緊張感は高まります。

私も来週6月29日月曜日午前2番目(午前10時40分頃)に「相撲環境整備推進」と「貧困率が問題視される中での富士育英奨学条例の見直し」の2項目についての質問登壇を予定しています。
また、質問とは関係ないことに、改選後初めての登壇ですので、選挙中着続けた私のラッキーカラーである青いスーツで登壇しようかと思っていました。ただ、家族からは「格好ではなく中身だから止めてくれ」と言う意見も・・・なんにせよ、質問と格好に興味がある方は傍聴してみてください。

今回の質問の通告文を掲載しますが、長いですけど良かったらお読みください。

「相撲環境の整備推進について」
相撲は、国民に深く親しまれ、その国の文化にとって特に重要な位置を占めるという考えが提唱されているスポーツの1つであることはまちがいない。その相撲を使っての青少年健全育成事業として東京青年会議所が長きにわたり国技館で開催している全国わんぱく相撲大会は有名であるが、富士市においても富士総合運動公園内での相撲場で市内の子供達を集めたわんぱく相撲大会が既に26回開催されている。富士市では近年その全国わんぱく相撲大会を始め相撲の各種全国大会で個人優勝や団体選での準優勝をするなど輝かしい成績を納める子供達がいる。本年度においても富士市総合公園内の相撲場で練習に励みながら子供達が各種全国大会において活躍することは期待されている。ただ、市内唯一の練習場所である富士総合運動公園内相撲場は昭和60年4月に開設してから30年以上経っており、土俵を始め劣化が激しく最近でも何度かの補修は行っているが今後使用していくには危険が伴い補修だけは対応できない状況である。

中学校学習指導要領には「伝統と文化の尊重」として武道の必修化の1つには相撲が規定されているが富士市内の中学校では相撲を取り入れている学校は無いと聞いているし、また、相撲を続けたい優秀な能力を持った子供達を受け入れる高校は市内には無い。相撲は職業としても将来プロの力士になると言う夢を持てるスポーツの1つであるが、富士市で相撲を頑張る子供達のためにはソフト、ハード的にも富士市の相撲環境整備の推進及び充実が求められているので以下の質問をする。1、わんぱく相撲大会をどのように評価しているのか
2、富士総合運動公園内の相撲場の土俵は全面的な改修が早急に求められるが如何か
3、武道の必修化がされたが中学校での相撲教育が普及しない課題をどのように捉えているか
4、富士市立高校で相撲教育の推進は図れないのか、また、部活動の充実として相撲部の創部を進めることはできないか
5、指導者の確保として経験者を市の職員採用や学校への教員配属の要望はできないのか

「貧困率が問題視される中での富士市育英奨学条例の見直しについて」

厚生労働省が昨年発表した2012年の家庭に所得が少ないために貧困の状態にある17歳以下の割合を示した「子供の貧困率」は調査が始まって以来過去最高の16,3%であった。この6人に1人が貧困であることが示されたことで、子供の貧困問題に対して社会的関心も高まっている。そのような動向の中で富士市の貧困率解消について昨年の11月議会でも質問がなされており、市長は貧困に直面する子供が6人に1人がいるとされることに大変憂慮すべき事態であると捉え、貧困率解消のために市での支援や様々な関係機関と連携を取っての貧困対策としての対応を進めていくことや子供達に平等に教育の機会を与え、それなりの制度を整えていく事が重要であるとしていた。その意味では、就学・進学問題への対応としていかなる家庭状況においても勉学の意欲を持つ子供に均等に学べるチャンスを与えるための奨学金制度は、将来を担う子供達を支援していく人材育成支援制度ではあるが、貧困対策の1つとしても捉えて良いと思う。

富士市での奨学金制度は昭和27年より始まり、昭和42年の合併で富士市育英奨学条例として奨学金制度が確立された上で、今まで長きにわたり奨学生に役立てられてきた。特に富士市の奨学金制度は、多くの他の自治体での貸与型と違い給付型である事は先進的であり利用した保護者にも大変感謝されている。国でも昨年より給付型奨学金が導入されたが、貧困率の事を考えれば、給付型の奨学金制度を利用するニーズは高い事は考えられ、市はしっかりとした情報発信は強化しての利用促進はするべきである。奨学金制度の充実は、子供達の教育の保障はもちろんだが、一部の奨学金給付の際行われている学校と連携しての子供の能力を発揮させることができる環境や将来に向かって希望を持ちながら学べる事等を進めるアドバイザー制度の活用は、子供の支援としての富士市の都市活力に通じると考える。時代の変化の中での奨学金制度の見直しは今までも求められてきたが、貧困率が問題視される中では市として今ある奨学金制度の拡充と充実は図りながらの利用促進は求められるので以下の質問をする。

  1. 子供の貧困率、貧困問題に関して教育長はどのよう捉えているのか
  2. 富士市育英奨学生の推移をどのように分析しているか、その上で奨学金制度が改善されてきたことはどのようなものか
  3. あらためて制度の見直しとして選考基準、奨学金額、人数の拡充はもちろんだが市としてアドバイザー制度を取り入れ学校との連携を含め精神的な支援の強化や金銭以外の継続的な支援の仕組み求められるが如何か
    以上