「農業のディズニーランド」サイボクハム。

商工会議所の企業経営練成塾で行ってきました。
日本有数の農業法人[株]埼玉種畜牧場サイボクハムに。
それも、法政大学大学院静岡サテライトキャンパス長坂本教授のコーディネートで。

バスの中でも、坂本教授からの訪問先のレクチャーがあります。
視察する前から勉強になります。
視察地の[株]埼玉種畜牧場サイボクハムは、敷地面積3万坪。

肉の加工工場、パークゴルフ場、陶芸教室、レストラン、ミートショップ、温泉、農産物直売所等々の施設、「農業のディズニーランド」と言われており、年間400万人の人が訪れる場所でもあります。また、サイボクハムでのゴールデンポークは食通の間でも有名なお肉です。
売上高、67億円。
従業員数580名。
坂本教授が薦める日本の優良企業の1つでもあります。

施設見学をし、食事をした後、サイボクハムの2代目笹崎社長から、たっぷりと2時間の講義で、初代から受け継いだ中での経営哲学を学ぶことが出来ました。

講義の中では様々な含蓄のある言葉がありましたが、印象に残った事だけでも、
「こうすれば儲かるという事ではなく、こうすれば役に立つと言う事。
会社の規模と言うものは大きければ良いという事でない。
化合と混合の違いについて。
才と徳について、才能より徳のある人になるべき。徳が無い才能は役に立たない。
利益と言う字が意味すること。
「NEEDSに応える」から「NEEDSを創る」へ。
陰と陽ならば、見える所ではなく見えないところを育てる大切さ。花を咲かすには根がしっかりしていなければならなく、根をしっかり張らなければならない。日本一富士山の高さを支えているのは裾野の広さである。
人を育てるのは飴とムチではなく、背中と心で。」
笹崎社長の熱い語りは、職種は違えども、商工会議所会頭、副会頭を始め参加したすべての人が、何かを感じる刺激的な講義であったと思います。

やはり、現場へ出かけ、生の声を聴く事は大切な事であると改めて感じました。
(社長自ら見送りをしてくれました)

坂本教授と共に1日良い時間を過ごすことが出来ました。