田子の浦港に客船が富士山観光として初寄港

CIMG9861大型客船「にっぽん丸」が22日朝8時から午後3時までの短い時間ではありますが田子の浦港に入港しています。かつて「にっぽん丸」も青少年の船として、入港した経緯はありますが、田子の浦港に富士山観光目的での客船の寄港は初めての事ですので寄港を祝い歓迎式典が開催されました。ただ、あいにくの雨となってしまい、田子の浦港の一番の売りでもある富士山の姿は見えない状況は残念な事です。
今回の入港に際しては、25年の6月議会で「目指すべき田子の浦港の姿の実現について」質問をした際に振興ビジョンの策定を求めると共に、富士山に一番近い港として客船・帆船活動の誘致活動を提案していますが、当時の鈴木市長の答弁として、富士山への港の玄関口でもある田子の浦港への客船・帆船の寄港実現に向けて積極的な取り組みしていく事が示されていました。答弁については新聞でも大きく取り上げられました。その意味では田子の浦港への富士山観光を目的として客船「にっぽん丸」が入港実現は私にとっても嬉しいことでもありましたので、雨の中ではありましたが歓送迎に参加してきました。
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歓迎式ではテントからではありましたが鬼太鼓座の演奏で始まり、かぐや姫やむすびんが出迎える中で、市長の歓迎の挨拶、船長のお礼の挨拶があり、その後乗船者はバスに乗り込んで各地への観光に出発しました。雨がふってしまった状況は富士山に一番近い港として魅力を伝える事が出来なかった事や埠頭付近での富士市のお茶のPRブースや物品の販売がされましたが、乗船者がほとんど寄ることなく経済効果と言う点でも残念な結果となってしまいました。見送りでも雨と風が強くなり紙テープの見送りもできなくちょっと寂しい見送りでもありました。
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天候の事もありますが富士市への滞在観光として考えると課題もあります。
今回の入港を呼び水に他の客船の寄港や雨の中での富士市のおもてなしに対しての想いが通じ、にっぽん丸が頻繁に田子の浦港の利用してくれることは望みます。

でも、たとえ雨の中であろうと港に大型客船が停泊している姿は、ワクワクします。