27年11月議会報告

1、岳南電車への理解促進と支援のあり方について

2、富士市市立中央病院の建て替え等の検討について

お許しをいただきましたので、さきに通告してある2項目について質問いたします。
まず、1項目めの 岳南電車への理解促進と支援のあり方についてですが、地方都市圏域では自動車依存型社会への転換が進んでおり、各地で鉄軌道の存廃問題が持ち上がっています。その背景には、少子化、財政状況の悪化、道路整備の進展、都市の郊外拡散などがあります。富士市にある岳南電車は多くの市民が利用している公共交通機関でありますが、平成23年3月の貨物輸送の終了とともに経営難が表面化して以降、富士市でも支援を含めた存廃問題が検討されてきています。
富士市では、岳南電車に平成24年度から6500万円の補助金を出しながら、3年間をかけて存続に係る公的支援の枠組みについて具体的な検討がなされました。平成25年4月には岳南電車としての分社化もありましたが、結果的には富士市における社会基盤として事業者の自助努力と行政の適切な関与によって、市民、事業者、行政が一体となって支えていくことを基本に、平成27年度以降も補助金を縮小しながら6200万円を上限とした公的支援を3年間行うことが議会承認を経て決定しました。
現在、岳南電車が策定した第2次行動計画に基づいたさまざまな取り組みが始まっています。日常の公共交通機関としての市民の足としての利用促進の継続はもちろんですが、富士山が世界文化遺産に認定されてからの観光を振興しての交流人口をふやすことが求められての利用促進をしながら、事業者としての経営努力はもちろん、市民、各種団体、行政が連携しての活動や利用促進協議会でも取り組みが進められています。
岳南電車の存在意義は、社会的便益を考える上では、沿線住民や通勤、通学などでの公共交通としての地域利益という観点だけでなく、富士市が進める観光施策、シティプロモーションの強化、現在実施されているスマートシティ構築の可能性への取り組み調査も含め、市のイメージアップやイベント開催での経済効果及び社会インフラとしての必要性などを踏まえて市全体の利益という視点や、岳南電車の日本夜景遺産登録及び富士市の工場夜景都市としての連携など市の活性化につながる大切な資源として、文化的財産としての社会的利益を正当に評価すべきであります。
富士山が平成26年6月に世界文化遺産登録後に、新たに岳南電車は平成26年10月に全国で初めて路線、車体、駅舎を含めた鉄道全体の日本夜景遺産にも認定されましたが、富士市の文化的価値のある観光資源としてや、鉄道沿線地域にある魅力ある観光資源を掘り起こす輸送施設としても、今ある資源に磨きをかけることが必要であるとともに、さらなる岳南電車の魅力を高めながらの情報発信は重要であります。また、岳南電車への公的支援を決定した経緯を踏まえるならば、行政の適切な関与としても、議会や市民に対しての岳南電車の現状の理解促進については積極的に行わなければいけません。事業者には重要な公共交通機関としての利用促進と理解促進は引き続き求められますが、鉄道安定運行に向けた課題の中では、施設整備に関して3年以上の支援がないと取り組みにくい状況がうかがえます。富士市都市計画マスタープランの公共交通体系の整備方針でも重要な鉄道路線としている以上、支援継続のあり方については検討されなければいけなく、以下の質問をいたします。
1点目、さまざまな分析をしてきたと思いますが、平成27年度からの支援の期間を3年間としたのはどのような理由でしょうか。その後の支援の判断はどの時点でなされるのでしょうか。
2点目、平成26年度の取り組みをどのように評価しているのでしょうか。平成27年度からの岳南電車3カ年の行動計画が始まっていますが、市としてはどのように捉えているのでしょうか。
3点目、岳南電車が存続することによる社会インフラとしての価値や観光資源として観光利用及びイベントなどでの地域経済にもたらされる効果をどのように評価しているのでしょうか。
4点目、岳南電車の現状についての情報発信や理解促進をどのように行っているのでしょうか。
5点目、安定的な継続運行には、車両を含め設備投資に取り組んでもらうためにも、支援のあり方についてはもっと踏み込んだ検討も今後は必要と考えるが、いかがでしょうか。
6点目、岳南都市圏総合都市交通計画の策定を進めていますが、現時点での市長が描く岳南電車の将来像はどのようなものでしょうか。
次に、2項目めの富士市立中央病院の建てかえなどの検討についてですが、富士市立中央病院の沿革は、昭和24年、日本医療団富士地方病院を買収し、町立富士中央病院として富士市本市場441番地の1に設立されましたが、昭和54年9月に増改築基本構想を作成した後、昭和56年5月、病院の全面移転新築を決定し、昭和59年8月に現在の場所に富士市立中央病院として開設して以来、地域の基幹病院として市民の皆様によりよい医療を優しく安全に提供し、常に医療の向上に努めてきています。また、病院施設の整備については、患者に快適な療養環境を提供するため更新、改修の環境整備に適時取り組んできています。
しかしながら、既に病院開設以来31年以上たっている中では、病院施設の老朽化の対応としては、施設の更新、改修だけではこれからの施設整備にも限界があると思われます。39年とされる病院耐用年数が迫ってきている状況では、富士医療圏の命を守る上での拠点施設の充実を図る点でも今後の医療環境変化への対応は必要です。現況の建物では無理が生じることが考えられ、富士医療圏での病院の統廃合をにらみつつ、今後の病院のあり方として移設、移転を考えての新規整備を含めた更新は検討しなければいけないことであります。
現在の富士市立中央病院は、第2次中期経営改善計画にのっとり、小野寺院長のもとで医師確保も堅調に進み、病院経営状況も改善してきていることで、病院改革への評価が高いとされてきています。今後10年先の2025年を見据えた病院改革を進めなければいけない中では、富士市公共施設マネジメント基本方針を含め、富士市立中央病院の建てかえについてどのような考えを持っているかお伺いいたします。
1点目、老朽化への対応と施設充実への取り組みはどのようになっているのでしょうか。
2点目、今までには建てかえ等についての検討はなされているのでしょうか。また、命を守る病院整備は特別重要であり、病院のあり方を検討しながら本格的な建てかえ時期を迎えるに当たり、早期に(仮称)富士市立中央病院建てかえ等検討委員会を立ち上げての検討をしなければいけないと思いますが、いかがでしょうか。
以上、2項目8点について1回目の質問とします。

27年9月議会一般質問

27年9月議会一般質問登壇用文章

1、「大規模水災害に備えての事前防災行動計画「タイムライン」の策定について」

2、「東部地区の土地改良区の今後のあり方について」

お許しを頂きましたので私は先に通告してある2項目について質問いたします。まず1項目目の「大規模水災害に備えての事前防災行動計画「タイムライン」の策定について」ですが、今回の台風18号が関東・東北地方に及ぼした被害をみても甚大であり、記録的豪雨での茨木、栃木、宮城の3県の床上浸水被害は約4700棟及び豪雨での死者が7人を出してしまったことは、東日本大震災等での地震による大規模災害による被害とは別にあらためて、異常気象に伴う起こりうる可能性が高い豪雨等による大規模水災害のもしもの時に備える必要性は求められます。その意味で事前防災行動計画「タイムライン」は事前にある程度被害の発生が見通せるリスクに対して、あらかじめ関係機関が実施すべき対策を時系列でプログラム化した計画をさしますが、大型台風や豪雨についての水災害に対してや洪水対応へは「タイムライン」が有効であるとされています。タイムラインはもともとアメリカが発祥でハリケーンの襲撃で毎年莫大な人的、物質的被害が出ている反省から事前準備の必要性が求められた中で被害発生を前提にした行動手順を取り決める事にしたことが始まりです。そのタイムラインの特徴は、従来は災害が発生してからの救助、救援に重点が置かれていましたが、災害が発生する前の体制づくりや対応を網羅している点であり、必要な防災活動を関係機関、住民が確認しあう事前シミュレーションであります。その効果は2012年のハリケーンサンディがアメリカ東部海岸を直撃した際にも、ニューヨーク市長は上陸3日前に沿岸部の病院患者を非難させ、上陸36時間前に住民に避難を呼びかけ1日前には地下鉄の運行停止、被害を最小限に食い止められた事での評価がありました。

この災害対策でのタイムラインの評価を日本でも活かそうと各自治体でもタイムラインの導入の検討及び取組みを進め始めていますが、国土交通省は国が直接管理する河川109水系でタイムラインをつくる事を打ち出しています。また、今年の8月26日、豪雨災害への備えとして、洪水の浸水想定区域がある730市町村と連携し、住民の避難手順などを定めた事前防災行動計画「タイムライン」を2020年度までに策定する方針を決めたとされています。これは各地の国交省河川事務所が先行事例を示すなど各市町村を支援し、計画づくりを急ぐとしています。県内では既に沼津市、静岡市、焼津市、菊川市、掛川市、岩田市、浜松市の7市で策定済みであり、静岡県は昨年より台風災害の対応でタイムラインを導入し、策定を働きかけていると報道されましたので、水災害で悩まされる富士市でも水災害の最小化を図る上ではタイムラインの導入、策定は早期に取り組むべきであります。また大規模災害時における関係機関が連携しての危機管理や広域で大規模な災害が起こりうる現状には自治体での広域連携の防災強化が求められますので以下の質問をいたします。1、台風等に伴う大規模な水災害が頻発、激甚化している現状での豪雨災害等への対応として行政、住民の行動、時系列を計画的に行う事前防災行動計画「タイムライン」策定についての必要性をどのように捉えているでしょうか、また計画導入及び策定への取組は計画していくのでしょうか

2、大規模水災害時での自衛隊との連携強化は不可欠であり、洪水対応のタイムラインにしても危機管理ネットワークの強化が必要となります、要となる自衛官OBからの危機管理監(防災監)の採用は進めるべきであると思いますがいかがでしょうか

次に2項目目の「東部地区の土地改良区の今後のあり方について」ですが、富士市東部地区には富士山がきれいに見える優良な田園風景が広がっている事で知られています。東部地区の田園は土地改良区内での沼川流域に広がり、30年以上前に行った圃場整備事業や土地改良総合整備事業等による富士東部土地改良区や浮島土地改良区に基盤整備が実地された水田単作地帯であります。現在、富士東部土地改良区内には新幹線が通り、富士山と新幹線が見える絶好の富士山ビューポイントとして多くの人が訪れています。また、珍しい植物やトンボが飛び交う浮島沼釣り場公園や浮島が原自然公園等、湿地帯での原風景を活かした自然利用施設も点在しています。その自然と共生する地区としての農地、水、環境の保全活動としては、富士山のふもとの郷を守る会やはるやま21が活動をしていますし、地域住民有志や幼稚園児がれんげの花等も植えての取り組みもあり、春には素晴らしい景色が広がっての、富士山れんげ祭りも盛大に開催されています。しかしながら、農業振興地域として国や県が進める施設の老朽化に伴う農業基盤整備や農地集積バンク事業を通して農用地を貸したいと言う貸し手から農用地や農業経営の効率化を進める担い手への農用地利用の農地の集積、集約化は取り組まれ始めましたが不透明な部分もあります。土地改良区では近年、農業の経営環境悪化、就農者の高齢化、担い手不足と言った問題は顕在化しつつ、TPP導入による農業への影響も懸念されている中では、農業者の将来展望に不安は抱く人も多く、現状でも、土地改良区での耕作放棄地も広がりつつありますし、シカが住み着いての鳥獣被害やジャンボタニシでの外来種による農作物への被害でも悩まされています。また、土地改良区を通る市道の冠水問題もあり、平成18年に農道から市道に移管された江尾からJR東田子の浦駅へ繋がる南北への4号幹線の江尾柏原線を始め、未だどの市道に関しても雨が降ると通勤、通学者等の日常生活にたびたび支障をきたしており従前より冠水道路の改善が求められています。また、地域の人口流失を防ぐ上での土地利用の変更も求められていますが、東部地区の土地改良区におけるさまざまな課題については、東部地域の活性化にもかかわりが深いため、今後の東部地区の土地改良区のあり方について以下の事を質問いたします。

  1. 施設の老朽化が著しい特にパイプライン等農業基盤整備の取り組みと状況はいかがでしょうか
  2. 東部土地改良区で進められている農地中間管理事業(農地集積バンク)の現状と目指すべき姿はどのようなものでしょうか
  3. 鳥獣被害の現状認識及び対策はどのようなものでしょうか
  4. 冠水道路への改善が求められていますが江尾柏原線の4号幹線以外の今後の幹線道路計画はどのようになっているのでしょうか
  5. 地区計画での土地利用の変更の可能性はあるのでしょうか
  6. 自然豊かで富士山と新幹線のビューポイントでもありますが観光資源や地域の活性化への可能性と整備推進についての考えはいかがでしょうか
  7. 市長は土地改良区の将来展望はどうあるべきと考えているのでしょうか

以上、2項目、9点についてお伺いして1回目の質問といたします。

 

平成27年6月議会一般質問

27年6月議会一般質問(登壇文章)

1,「相撲環境の整備推進について」

2,「子供の貧困率が問題視される中での富士市育英条例の見直しについて」

お許しを頂きましたので通告した2項目について質問いたします。

まず、1項目目の相撲環境整備推進についてですが相撲は、土俵の上で力士が組合って戦う形を取る日本古来の神事祭りであると同時に武芸でもあり武道でもあります。古くから祝儀を得るための興行として、大相撲が行われており、近年では、日本由来の武道格闘技スポーツとして国際的にも行われています。いずれにしても、国民に深く親しまれ、その国の文化にとって特に重要な位置を占めるという考えが提唱されているスポーツの1つであることはまちがいないです。その相撲を使って、子供たちの心身の健全育成を目的に青少年育成事業として東京青年会議所が31回の長きにわたり国技館で開催している全国わんぱく相撲大会は有名でありますが、現在では200の地域において大会が開催されており、富士市においても富士総合運動公園内での相撲場で市内の子供達を集めたわんぱく相撲大会が既に26回開催されています。富士市では近年その全国わんぱく相撲大会を始め相撲の各種全国大会で個人優勝や団体選での準優勝をするなど輝かしい成績を納める頑張る子供達がいます。本年度においても富士総合運動公園内の相撲場で年間を通じ日々練習に励んでおり、その子供達が県大会、各種全国大会において活躍することは期待されており、このところ富士市は相撲の強い街であるという情報発信もされています。ただ、子供たちが頑張って練習に使用している市内唯一の練習場所である富士総合運動公園内相撲場は昭和60年4月に開設してから30年以上経っており、土俵を始め劣化が激しく最近でも何度かの土俵の補修は行っていますが今後使用していくには危険が伴い補修だけは対応できない状況であります。スポーツとして相撲は、中学校学習指導要領には「伝統と文化の尊重」として武道の必修化の1つに相撲が規定されていますが、全国レベルで活躍する子供たちがいるにもかかわらず富士市内の中学校では相撲を取り入れている学校は無いと聞き及んでいます。また、中学になっても練習場において相撲を続けている優秀な能力を持った子供達を受け入れる高校は市内にはありません。ですから、相撲をやりたい子供たちは富士市の高校へ行きたくても市外の高校へ行くことを余儀なくされています。相撲は職業としても将来プロの力士になるという夢も持てるスポーツの1つでありますし、郷土の力士が出ることは地域の誇りでもあると思っています。現在、そしてこれから富士市で相撲を頑張る子供達、頑張りたい子供達のためにもソフト、ハード的にも富士市の相撲環境整備の充実が求められていますので以下の質問をいたします。

  1. わんぱく相撲大会をどのように評価しているのでしょうか
  2. 富士総合運動公園内の相撲場の土俵は全面的な改修が早急に求められるが如何でしょうか
  3. 武道の必修化がされましたが中学校での相撲教育が普及しない課題をどのように捉えているのでしょうか、
  4. 富士市立高校で相撲教育の推進は図れないのでしょうか、また、部活動の充実として相撲部の創部を進めることはできないのでしょうか
  5. 指導者の確保として経験者を市の職員採用や学校への教員配属の要望はできないのでしょうか

をお伺いします。次に2項目目の「子供の貧困率が問題視される中での富士市育英奨学生条例の見直しについて」をします。厚生労働省が昨年発表した2012年の家庭に所得が少ないために貧困の状態にある17歳以下の割合を示した「子供の貧困率」は調査が始まって以来、過去最高の16,3%が示され、子供の貧困に対しては、社会的関心も高まっています。そのような動向の中では富士市の貧困率解消については、昨年の11月議会でも稲葉議員から「富士市における子どもの貧困率解消対策について」の質問がなされており、市長答弁では、貧困に直面する子供が6人に1人がいるとされることに大変憂慮すべき事態であると捉え、貧困率解消のために市での支援や様々な関係機関と連携を取っての貧困対策としての対応を進めていくことや、子供達に平等に教育の機会を与え、それなりの制度を整えていく事が重要であるとしていました。私は今回、特に子どもの貧困率の高さが学ぶ権利の保障がされない現状を少しでも侵さられる状況があるならば、就学援助制度の利用促進も重要な事でありますが、市長が言うそれなりの富士市の制度というその意味で、いかなる家庭状況においても勉学の意欲を持つ子供に均等に学べるチャンスを与えるための奨学金制度は、将来を担う子供達を支援していく人材育成支援制度ではあるとは言え、富士市としての貧困問題への取り組みの1つとしても捉えて良いと思っています。 富士市での奨学金制度は昭和27年より始まり、昭和42年の合併で富士市育英奨学条例として奨学金制度が確立された上で、今まで長きにわたり利用した奨学生が勉学に打ち込むことに役立てられてきました。特に富士市の奨学金制度は、多くの他の自治体での貸与型と違い給付型である事は先進的であり利用した保護者にも大変感謝されています。国でも昨年より給付型奨学金が導入されましたが、高い貧困率の事を考えれば、富士市の給付型の奨学金制度を利用するニーズは高い事は考えられますので、様々な奨学金制度がある中でもしっかりとした市としての情報発信は強化しての頑張る子供達への利用促進はするべきであります。また、奨学金制度の充実は、子供達の教育の保障はもちろんですが、一部で行われているお金以外にも子供の能力を発揮させることができる環境や将来に向かって希望を持ちながら学べる事を更に進めるアドバイザー制度の活用は、富士市の都市活力に通じると考えます。時代の変化の中での奨学金制度の見直しは今までも求められてきました。私も7年前の平成20年の2月議会で「富士市育英条例の見直しについて」と取り上げており、その後、奨学生の人数等の拡充はされていますが未だ不十分な部分はあると感じています。また、その当時とは、市長、教育長も変わっていますので、今回、改めて貧困率が顕在化し問題視される中では市として今ある奨学金制度の拡充と充実は図りながらの利用促進は求めたい事ですので以下の質問をいたします。

 

  1. 市長が大変憂慮すべき課題として捉えている子供の貧困率、貧困問題に関して教育現場を預かる教育長はどのよう捉えているのでしょうか
  2. 富士市育英奨学生の推移をどのように分析しているのでしょうか、その上で改善されてきたことはどのようなものでしょうか
  3. あらためて制度の見直しとして選考基準、奨学金額、人数の拡充はもちろんですが奨学生へのアドバイザーとして学校との連携を含め精神的な支援の強化や金銭以外の継続的な支援の仕組み求められますが如何でしょうか

をお伺いして、以上の2項目8点について1回目の質問といたします。

 

平成27年2月議会一般質問

27年2月議会一般質問
1、「富士山絶景ポイント及び「ふじさんてらすミエルラ」の整備について」

お許しを頂きましたので私は先に通告してある「富士山絶景ポイント及び「ふじさんてらすミエルラ」の整備について」を質問いたします。

富士市での観光施策としては、平成22年3月、「新富士市観光交流まちづくり計画」を策定し、富士市の観光振興の基本指針と具体的方策を取りまとめていますが、これをもとに関係団体や市民・企業と協働し、本計画に位置づけられた各種プロジェクトを中心に施策を推進しています。また、平成25年3月に策定した富士市都市活力再生ビジョンにも、若い世代が永く暮らし働ける都市にむけての施策には観光交流を促進する優先プロジェクトも掲げられています。そのような計画やプロジェクトが進む中でも、平成25年6月22日、富士山が世界文化遺産となったことで世界中から富士山が更に注目される事となり、富士山を活かしての取り組みは最重点に求められています。富士市では富士山世界文化遺産を契機に更に富士山を利用した観光誘客に積極的に取り組んでいますが、私を含め多くの市民が各種新聞報道で、新たに市は「富士山の眺望が美しいまち」と位置づけ、本年度より4か所ずつ、2016年度までに計12か所の富士山絶景ポイントとして整備が進められている場所がある事を知りました。新聞紙上だけの情報では詳細は示されてない点も多くありましたが、私が目にした新聞には、1年を通じて眺望が楽しめる公園を中心に市内12か所にオブジェや案内板設け富士市のPRに役立てるとし、年度内の2014年には、岩本山公園、中央公園、市役所屋上、富士川楽座立体駐車場3階、の4か所2015年度はふじのくに田子の浦みなと公園、富士西公園、富士総合運動公園、大渕笹場の4か所、2016年度はかりがね堤、浮島が原自然公園、今宮、新富士駅2階の4か所計12か所であると整備場所が掲載されていました。この富士山絶景ポイント整備は、富士山百景プロジェクト事業でありますが、市のシティープロモーションの一環としても、今まで富士山絶景エリアの新たな活用として多くの観光客に富士山が美しく見えるポイントをより周知し、足を運んでもらうことが目的で設置したと思われます。富士市内の富士山眺望点の整備がされることは市民としても大いに歓迎し進めるべきことでありますが、ただ、今回整備される場所以外にも市内においては富士山百景の名の通り多くの富士山絶景ポイントは認められ、オブジェや案内看板以外にも地域からは積極的な整備が求められています。富士山が世界文化遺産登録されての「富士山の眺望が美しいまち」とするなら、富士山百景ですので計画の12か所だけでの整備と言うと少なくもっと進めるべきことであると感じますし、まして1年に4か所と言うと世界文化遺産登録後の整備としては時間がかかりすぎているように思われます。

また、年度内で整備するとしている富士山眺望点の1つでもある富士市役所屋上は、富士山が世界文化遺産登録をされたことを機に、富士山はもちろん市内360度見渡すことができる展望施設として市役所屋上を改修し「ふじさんてらすミエルラ」として活用が始まっています。「ふじさんてらすミエルラ」がある市役所は、市民が最も利用する場所であり、市民の象徴的な場所でもあると思っています。昨年、私の知人が「ふじさんてらすミエルラ」で新婦の誕生日に挙式前の前撮り用写真を撮影した際には、市長を始め関係者が祝福に訪れてくれ、各種メディアでは市役所で愛を誓うとして大きな話題となりました。以前にも議会で求められていましたが、「ふじさんてらすミエルラ」の活用は観光客や市民への対応また各種行政イベントも含め、さまざまなスポットとしても期待できる場所であると思っています。今後、更なる市民サービスの向上と共に富士山絶景ポイントの重要箇所として市内外への情報発信に努めながらも、「ふじさんてらすミエルラ」をより効果的に活用していく上では施設設備や利用方法の充実が求められますので、富士山絶景ポイントの整備と付して以下の質問をいたします

 

  1. 富士山眺望点整備の3カ年の計画及び整備個所の選定はどのようにして進められていたのでしょうか。
  2. 今後、富士山の眺望点の整備計画として変更や追加整備はないのでしょうか。特に優良な田園風景が広がる富士東部土地改良地区内の富士山と新幹線の絶景ポイントには多くに人が訪れていますので整備が地域からも求められていますがどのように考えているのでしょうか。
  3. 富士山絶景ポイントとしての市役所屋上のふじさんてらすミエルラの整備内容や予定はどのようなものなのでしょうかとして
    1. 富士山眺望点としての位置づけや利用、活用方法としての考え方を教えてください
    2. 今までの利用状況をどのように分析し、イベント利用としての効果をどのように捉えているのでしょうか
    3. 眺望点としての設備を含め、観光スポット、ホットスポット、ハッピースポットとしても取り組み方はあると思われますが具体的にどのようなことが検討され、計画として考えているのでしょうか

についてをお伺いして1回目の質問とします。