平成26年11月議会一般質問

 

1、「広域公共交通整備促進として新幹線の利便性向上について」

2、「東部地域の水害対策と今後の展望について」

お許しを頂きましたので私は先に通告してある2項目について質問いたします。

まず一項目目の広域公共交通整備促進として新幹線の利便性向上についてですが、都市活力再生ビジョンにおいての取り組み35で、広域公共交通整備の促進に向けた要望活動の展開として、富士市ではJR東海に対してのひかり号新富士駅停車の要望活動を進めていますが実現にはいたっていません。 Continue reading “平成26年11月議会一般質問”

26年6月議会一般質問

「市長が思い描く広域連携の形について」
「富士市の食育推進の充実と周知について」

お許しを頂きましたので私は先に通告してある2項目について質問いたします。まず1項目目の「市長が思い描く広域連携の形について」ですが、人口減少社会に備え、富士市においては今後の自治体運営についての1つとして、中核市移行があります。市長は就任する以前より、第30次地方制度調査会での大都市制度の在り方が諮問された事により、新中核市への移行については制度成立以前より強い関心を持ち、平成25年2月議会の一般質問においても「中核市への移行について」として取り上げて制度成立時には中核市移行を進めるよう要望しています。また、市長が選挙に出馬した際の選挙公約においてのパンフレットにおいても、今すぐ取り組む施策として中核市の移行の検討が謳われていました。
第30次地方制度調査会の答申を踏まえ、通常国会において経済活性化や生活基盤の強化を図っていく上での様々な施策としての改正地方自治法が出され成立しました。富士市にとって特例市から中核市への移行は人口規模の拡大もあり将来的な富士宮市と合併も含め、大きな課題でありましたが、改正自治法が成立したことにより、特例市制度が廃止になり、中核市の要件が「人口20万人以上の市」に変更されたと共に、現在の特例市に係る必要な経過措置が設けられ、これまでの中核市と特例市を統合する新中核市への移行が富士市も平成27年4月1日より可能となりました。26年4月1日現在、指定都市20市、中核市43市、特例市40市一般市687市で、中核市、特例市すべてが統合されれば新中核市は83市となり人口は2千数百万人で全国民の2割を占める事になります。また、新たな広域連携の形として地方中枢拠点都市制度がありますが、これは人口20万人以上で昼夜人口比率1以上の都市、すなわち政令指定都市や新中核市などを地方拠点都市と位置づけ、より手厚い財政支援による都市機能を集約し、近隣ネットワークによっての地方の活力アップにつなげていく方向性として打ち出されています。今後、地方中枢拠点都市制度には大きな期待もかけられており、地方中枢拠点都市としてのビジョンを具体化し圏域の一体化を図るためには関係する市町村間においての取り決めが重要となりますので、近隣市町との連携をスムーズに進める為の手段として国家間のように市町間で「連携協約」を締結できる、効率的で簡素な相互協力できる仕組みとなりました。政府は、地方中枢拠点都市や連携協約の制度化をしての、新たな市町村間の広域連携の枠組みにより地域活力の引き上げを進める事としています。今後、富士市が新中核市になり地方中枢拠点都市構想の中心的な位置づけとなる可能性はあります。その意味ではしっかりとしたあらたな広域連携の形を模索しながらも、今まで富士市が中心となっての環富士山との連携は更に進めなければいけない事でありますが、ただ、富士市東部地域の活性化を図っていく上では沼津市との広域連携の強化は求められています。そこで、あらためて、市長就任前の選挙公報のアンケートにおいての、「思い描く広域連携の形として」の中での「現在、富士市、富士宮市、御殿場市、裾野市、小山町で組織される富士山ネットワーク会議を継続、発展させより本格的、機動的な事業展開を図るよう、山梨県側も含めた数年後の一部事務組合あるいは広域連合化を視野に入れ取り組んでいきます。また、富士宮市との連携については、将来的に合併も視野に入れ、様々分野で緊密な協力体制を築いていきます。更に市東部を流れる沼川流域の治山治水対策、国道1号のバイパス的機能を果たす駿河湾環状道路西区間整備推進について沼津市との連携もこれまで以上に進めていきます」と掲載していました事を含め、市長就任してからの市長が思い描く広域連携の形についてお伺いしたく以下の質問をいたします。
1、 本年5月30日に公布された改正地方自治法の中での新中核市移行についてどのように捉えているのでしょうか、また新中核市へ進めるのでしょうか
2、 富士宮市との合併を含め、自治体連携の仕組みである地方中枢拠点都市制度の研究をどのようにされているのでしょうか、
3、 沼津市との広域連携の強化をどのように進めているのでしょうか、特に早期に、時間を争う対応がも求められる脳疾患や心疾患患者等に対しては医療圏域の垣根を越えた救急搬送での医療連携は進められないのでしょうか
の3点について質問いたします。
次に、「富士市の食育推進の充実と周知について」ですが、
近年における食をめぐる環境の変化の中で子供達が健全な心と身体を培い、未来や国際社会に向かって羽ばたくことが出来るようにすると共に、全ての市民が心身の健康を確保し、生涯にわたって生き生きと暮らすことが出来るようにすることは大切な事であります。その為には様々な経験を通じて食に関する知識と食を選択する力を習得し、健全な食生活を実践することが出来る人間を育てる食育推進は求められており、生涯に渡るライフステージに応じた間断ない食育を推進する必要はあります。
富士市では平成21年3月に「第1次富士山おむすび計画」を策定し、食育に関する施策を総合的かつ計画的に推進してきていますが、計画期間が終了することから、更なる食育推進をする為に「第2次富士山おむすび計画〜富士市食育推進計画〜」を策定しました。第1次計画では主に食育の周知に取り組んでおり、第2次計画ではさらに食育を市民に浸透させていく事を進めるとしています。第2次富士山おむすび計画では、基本理念として、食で育む健全な心とからだとして、3つの基本方針は1、食を通して心身の健康を育む2、食を通して豊かな人間性を育む、3、食への理解を深めるであり、基本施策に基づき4つの施策展開の視点から総合的に各種の具体的な取り組みを推進していくとしています。当然、第1次富士山おむすび計画での其々の施策展開の取り組みを活用してきての第2次富士山おむすび計画の計画推進の充実は重要でありますので今までの取り組みの継続性は求められると共に、更なる食育への市民の盛り上がりを図る上でで、食育への市民理解の啓発活動のより一層の周知は進めるべきであるとし、以下の質問をいたします。
1、 第1次富士山おむすび計画においての食育モデル地区事業においての成果と課題についてはどのように捉えているのでしょうか、また、地域等との連携による食育推進は重要であることから、第2次富士山おむすび計画での本年度進めている食育モデル地区事業へどのように活かしていくのでしょうか
2、 富士山おむすびコンテスト及び食育弁当コンテストの取り組み成果をどのように捉え、活用しているのでしょうか
3、 富士市食育キャラクター「むすびん」の食育周知としての有効活用は勿論、富士市としても、もっとゆるキャラとしての盛り上がりを進めるべきであると考えますが如何でしょうか
の6点2項目についてお伺いして、一回目の質問と致します。

26年2月議会一般質問

1.「富士山がある工場夜景都市としての全国発信について」
2、「東部地域の水害対策においての沼川河川整備計画の現状と展望について」

お許しを頂きましたので私は先に通告してある、「富士山がある工場夜景都市としての全国発信について」と「東部地域の水害対策においての沼川河川整備計画の現状と展望について」の2項目を質問いたします。
まず、全国的にブームとなっている夜景観光がありますが、日本は世界で最も夜景に恵まれた国と言われています。島国である日本は地理的、地形的条件により街と港と山が複雑に入り組んでいる所も多く、地域ごとに特徴ある夜景を眺める事ができます。夜景観賞は、人々に感動と思い出を残してくれます。日本は多くの夜景観賞地が存在し、それらの情報はあらゆるメディアで見られるようになりました。現在ではテレビや書店で売られる情報誌だけでなくインターネットを通してもものすごい多くの情報が発信されています。夜景情報サイトは無数に存在しており、その数も膨大であります。夜景について考え方も変わってきていますが、近年その中でも工場夜景が脚光をあびています。排煙や排水、匂いや騒音など工場はどちらかと言えば美しさと対照的に捉われてきましたが、メタリックやパイプがある構造物としての価値は高く、鑑賞の対象として注目をされています。その工場が夜の闇の中では他の夜景に顔負けの幻想的な姿が更に注目され始めています。その工場夜景を観光資源として取り組む産業都市として、北海道室蘭市、神奈川県川崎市、三重県四日市市、福岡県北九州市、山口県周南市が現在「5大工場夜景都市」と言われています。その5大工場夜景都市において、工場夜景観光の振興を図る為に「全国工場夜景サミット」が開催されており、昨年は11月23日に北九州市で開催されましたが、全国的にマスメディアにも取り上げられ情報発信としては大変効果の高いイベントと言えます。全国屈指の紙のまちでもある産業都市として栄えてきた富士市においても市内に工場夜景群は点在しており、富士山、田子の浦港や岳南電車等とマッチした工場夜景は決して他の工場夜景都市にも引けを取らない工場夜景都市であると思われます。今後の富士市の産業観光の大きな目玉として産業観光に工場夜景をプラスしての宿泊型観光の推進として夜型観光の振興策となりえる可能性があります。
富士市には新富士市観光交流まちづくり計画においての紙まち文化プロジェクトでの紙まち文化エコイメージ発信事業として煙突のライトアップ等や都市活力再生ビジョンのプロモーション強化戦略として産業都市のシティセールスが謳われていますが、まさに富士山同様に工場夜景を富士市の誇るべきシンボルとして捉えるならば、活用しない手はなく、企業との連携を進めての環境整備は勿論ですが、本年度、富士山紙フェアで行われたような煙突へのライトアップを恒常的に行なったり、写真愛好家にとっての工場夜景スポットを示しての市民周知を進めるべきであります。
今後益々工場夜景が全国的に注目される事は期待されていますので、戦略的にも商工会議所、関係企業、観光業者、地域、行政等が一体となった工場夜景都市への取り組みが求められます。
更に、2月12日のロゼシアターで、富士商工会議所青年部の公開例会においてのシンポジウムで小長井市長にも提案があったように先進工場夜景都市である5大工場夜景都市との連携を深め、各自治体の情報を基に各種団体等とも協力しての富士山がある工場夜景都市と育てながら、磨き、市内外に情報発信を大々的に行うべきであると考え以下の質問を致します。

1. 紙まち文化プロジェクト・シティセールス強化プロジェクト等を含め、工場夜景についての研究はどのようになされてきたのでしょうか、工場夜景観光を進めるにあたっての富士市の課題はどの様なものが挙げられるのでしょうか
2. 富士山がきれいに見えるまちとしての賑わいの創出には宿泊観光は求められる事ですが、夜景観光としての工場夜景は観光資源であり「富士山がある工場夜景都市」として積極的に活用、情報発信はすべきであると考えますが如何でしょうか、
3、  工場夜景都市としての環境整備が求められますが如何でしょうか、また、他の先進自治体のように工場夜景都市としての推進組織は必要であると思いますが見解を伺います。
次に2項目目として「東部地域の水害対策においての沼川河川整備計画の現状と展望について」ですが、
富士市の東部地域においては、水害常襲地として名が通っています。私が議員になってからも平成19年の7月14日から15日にかけての台風4号による総雨量364ミリの記録的な大雨により、床上浸水16件、床下浸水69件等々の被害、また、平成20年7月4日の時間雨量112ミリと言う想定外のゲリラ豪雨においても床下浸水等の被害があっています。私自身も、水害対策については今までに、5回議会で取り上げ取り組みを求めてきました。その都度、当局の様々な対応のおかげもあり、幸いな事に最近では大きな被害こそ出ていませんが、抜本的な対策が成されていない事には地域住民としては未だ安心はできていません。ただ、毎年、市は着実に事業を進めてくれており、静岡県でも県営農業農村整備事業としての湛水防除事業の早期供用を進めてきてくれています。と同時に、静岡県では、沼川流域の洪水被害の軽減・解消させるために、河川の利用や貴重な自然環境の保全を考慮した「一級河川富士川水系富士山麓ブロック沼川河川整備計画」を平成24年の5月に策定してくれました。その、沼川整備計画の主要整備河川として大きく4つがが取り挙げられての事業化ですが、東部地域に特に関係する事として江尾江川拡幅工事があります。整備計画での目標及び整備期間が概ね20年間とされていますが、東部地域として早期の江尾江川事業促進は災害時当初より求めている事であります。江尾江川の拡幅事業以外の事業箇所は国のゲリラ豪雨対策として、100ミリ/h安心プランの登録により、整備箇所の早期事業化は期待出来るため、なおさら江尾江川事業促進については強い要望は必要となっています。ただ、富士市側の事業ではありませんが沼川新放水路が出来る事は沼川本川の流量が変わり東部地域の被害軽減に繋がる事であると受け止めていますので東部地域としても沼川新放水路の早期事業は歓迎すべき事であります。また、抜本的な対策として石水門の拡幅である事は将来計画であると説明されていますので、全体の事業促進は望まれます。
県事業でありますが、沼川河川整備計画も2年近く経とうとしている中では現状と今後の展望について確認はしたい事であり以下の質問を致します。
1、東部地域の水害対策の現状をどのように捉えているのでしょうか
2、沼川河川整備計画の事業箇所の進捗状況をどのように捉えているのでしょうか
①江尾江川事業の現状をどのように報告を受けているのでしょうか
②100ミリ/h安心プランによっての河川整備計画事業の影響はあるのでしょうか
③沼川新放水路は東部地域の水害軽減策としての効果はどの様に捉えているのでしょうか
をお伺いして、一回目の質問と致します。