「危険人物の田母神です」

「危険人物の田母神です。」
開口一番の挨拶はこのフレーズで始まりました。会場は、ざわざわと一瞬どよめきましたがすぐに講師の田母神氏の話術に引き込まれていきました。


ある研修会の講師で前幕僚長の田母神俊雄氏の「日本を良い国と言って何が悪い」という講演会が開催され、一度は話を聞いてみたい、会ってみたい人でしたので、何はさておき聴講させて頂きました。すでに、テレビ新聞等のメディアにおいて鎮静化したものの、田母神氏は、幕僚長就任後一昨年の10月31日に、民間の懸賞論文へ応募した作品が日本の過去の侵略行為を正当化する内容で政府見解と対立するものであった事が問題視され幕僚長を更迭されました。政府での要注意人物と見なされ、退職となった後の証人喚問においても自身の論文内容を否定する事をないことを強調し話題となりました。
 田母神氏は退職後、講演会を中心に活動をしており、月に20日以上こなす時も有るほどの超人気講師として活躍しています。自衛隊というと屈強なイメージを持つのですが、小柄で「言葉に慎重さが足りないのでは無く、身長が足りない」と言うような感じで、真面目な顔をしながら、ダジャレを入れたりするユーモアー溢れる田母神節は、重い内容である侵略国家は誤った歴史観であるという事、核廃絶はあり得ないという持論や政府の靖国参拝の考えに対しての批判もスムーズに納得させられてしまいます。
軍事費が下がっている状態は、軍事力が弱いと判断され国際社会においては実際的にはなめられており侮られている事であり、国際政治において弱い事を意味しているとし、拉致問題の解決もできない、より不安な社会にしている。国際政治はきれいごとでは片づけられず、基本は日本の国は日本で守るという姿勢を持つ為にも軍事のバランスは大切であるとし、最後に新しく政権を担当した鳩山総理には腹黒い総理になってもらいたいと延べて話を閉じましたが、時間はあっという間に過ぎ、聞きたりない中での講演会は終了しました。

 
 立場がある中での言動は確かに叩かれる事はあったかもしれませんし発言に対しての評価は危険人物かもしれませんが、、これだけの知識と国を思う志に関しては、ある意味、尊敬の念も抱けます。富士市長を始め、国会議員、近隣の市長、議員も多数参加していましたが、どの様に捉えていたのかは気になりました。
 歴史的認識に関しては自分でも調べてみたい気になり、今回、聞く機会が合って良かったと思いました。

「この国のゆくえ」

 

 日本商工会議所青年第29回関東ブロック大会静岡大会が、10月9日、10日で開催されました。9日は議会最終日にあたり、参加は出来なかったのですが、10日には地域の活動(おひまち)を済ませた後、途中からではありましたが出席ができました。

今回の大会において、得する分科会と銘打ち様々な講師を呼んでいましたが、その中でも、目玉でもある東京都副知事でもあり作家の猪瀬直樹氏の「この国のゆくえ」と言うテーマでの講演を聞きたかったので、それに間に合うような参加でした。猪瀬氏はテレビではよく見ており、印象的にはもっと力強い方かなと思っていたのですが、話し方は、語りかけるような感じでもありちょっと聞きづらい処があり、作家であるので、やはり喋るより文章の方が得意なのかもしれないと勝手に思いながらも、やはり言葉には重みがありました。政権が代わり脱官僚と言う意味では変わる事の期待はもてるが分権の考えは見えにくい所もあり、100年以上続く、官僚機構は強いので、分権を進める上でも、国民意識が変わる事が前提で霞が関の解体に取り組み、国の出先機関の統廃合は進ませれば、自治体への権限、財源が移り10年後には霞が関は半分位になると考えられるとしていました。また、現在の選挙で選ばれた訳で無い役人が自分達の都合のよいように勝手に規則をつくっている事も問題であり、官のつくった根拠のない基準の見直しを分権委員会でも求めており、分かりやすく保育所の待機児童の問題に触れながら簡単に保育所が増やせない現状を変えていくには、基準の緩和と地方の自己決定の重要性を説明してくれました。改革は前途多難ではありますが分権委員会において、テレビカメラを入れたりしながら情報公開をした中では、過激な討論は議事録として残っており官僚と戦う上での財産でもある事が伺えました。
話を聞きながら、補助金の交付のほとんどは効果の検証とその前提となる情報公開も十分でない状況は、中心市街地においての問題を浮き彫りにする為にも、必要であり、この事については、一般質問に関わる事なので、後日改めて、ブログでは書きたいと思っています。

講演を聞いた後、更に「この国のゆくえ」が気になり猪瀬氏のサイン入りの本を購入し、勉強をしようと思いました。
今回の大会において、企業の発展と豊かな地域社会の形成に果たす商工会議所の役割はどの様なものか、その実現の為、青年経済人としてまた議員として何をすべきか考えさせられました。

「研究する。検討する」

9月議会は終了しましたが、今議会においても、23人の議員が登壇し、多くの富士市の課題に対しての論戦が繰り広げられました。富士市議会の場合、質問に関しては、自分が質問したい事を、事前に通告文を出します。

その出された項目別に担当課が質問の趣旨に対しヒアリングをし、答弁書をかき上げられ、それを市長がヒアリングをした中で質問に対しての答弁がなされます。今議会においては、意見や要望に対しての答弁に、「研究する。検討する」と言う言葉が多用されていました。私も、議会用語として、「研究する。検討する」はやらない事というのが通説になっていると言う事を先輩議員に聞かされていました。そのような意味では、当局側の使いやすい言葉としての受け止めが強く、検討とか研究と言う言葉での答弁に対して納得できない議員は、当局答弁に対して食い下がり質問をするのですが、覆る事はほとんどありません。何人かの議員から、それについてしつこく言われ、最終日に市長は、「検討、研究と言うと評価が低いと思われているようだが、何もしないと言う訳でも無く、やる気が無い訳と言う事でも無い訳で、解決をする為にそれなりの準備の期間が必要であると言う事を理解してほしい」と苦笑いをしながらも明言していました。そのような意味では、質問したことに対しては、研究でも検討でもその場では解決できないことであるなら、時間をおいて確認を再度する必要がある事なのかも知れません。議会に使われる言葉は一般的に使われる言葉と多少ニュアンスが違う処があります。
先日も環境経済委員会に出席した時、田子の浦港の地元負担金の見直しを求める事を議論されていました。その時に、文書の出し方を要望書とするか意見書にするかと言う事についての説明がありました。改めて明確な区別についての言うと首をかしげてしまうような事でしたが、議会用語として、意見書とは、議会は、地方自治法の規定に基づき、国会や国の関係省庁などに対し、制度改善の要望など、議会としての意思をまとめた文書を提出する文書のことを意見書といいます。要望書と違い法律に基づいて出される重みがある文書であると言う事です。議会において、議決され、市議会として意見書は提出されましたがそのように議会用語にはまだまだ分からない事がありますが、これからもしっかり理解出来る議員にならなければと感じています。
議会も終了し週末もイベント目白押しです。時間のやりくりをしながら地域の事、そして所属する団体の大会も静岡で開催されていますので、出席するつもりです。
 
 

終わっても、すぐ11月議会。

 議会が会期延長され、9日でようやく9月議会が終了するのですが、9月議会での一般質問も終わり、やれやれこれでしばらくは質問を考えることから解放されるなと思っていたのですが・・・・

 先日配布された予定表を見ると、11月定例会の開催が11月20日から12月4日までの15日間開催されます。今年は通常より開催日が早くなっているのは、任期満了に伴う市長選が12月15日告示22日投票が予定されている為に予定が繰り上がっています。必然的に一般質問の受付も11月13日から19日正午となり、1か月ちょっとで提出しなければいけません。短い期間の間には、視察や研修その他の各種イベント等も目白押しで、とても余裕を持って取りかかる時間がありません。なんか本当に中学か高校の時に戻ったみたいで、試験が終わってホッとしたと思ったら、もう次の試験勉強を始めなければいけない感じで試験中、娘が言う「もう、いくら時間があっても足りないよ!」という気持ちがこの歳になってもよく分かります。
 9月議会は終了しますが、今回の反省を活かし、次なる準備を始めなければと思っています。それが終われば、もう今年もあっという間に終わってしまうのかと思うと時間を大事に使わなければとも感じます。
(須津まちづくりセンターにて)
    

 地域では、まちづくり推進会議が開かれ、11月8日の須津川クリーン作戦11月29日のふれあい遠足と行事の打ち合わせがありました。本来なら、議会が閉会となり、夜は会派の打ち上げや某団体の観月会が開催される予定でしたが、台風ですべて延期となり、私は地域の会議に出席できるようになりました。日が悪かったのか、はたまた台風の影響かわかりませんが出席者がいつもより少なかったです。

イトヨーカードーじゃないです。

 本日議会へ登壇したのですが、質問文を読んでいる時に突然ざわめきが起こり、読んでいるところで何があったのかと思い読むのを中断してしまいました。

議場を見渡したのですが何なのか分かりません。キツネに包まれた感じでそのまま、文章を読み一般質問を始めました。

質問に入り一項目目の事業系廃棄物については内容的には、ヒアリングの時から感じていたのですが、当局答弁と多分かみ合わないなと思っており、案の定、予期していた回答とは違う言い回しでありました。質問の仕方を変えなければと軌道修正をしたのですが、修復出来ず、時間も無くなってしまい、思うような展開になりませんでした。事業系ゴミ有料化については、今までも議会で話されており、流れ的には、事業系ごみも排出量により、指定有料袋でステーションに出せると言う事でした。本来事業系ゴミはあくまでも、処理責任は事業者にあり、ステーション回収はできないのですが、現実的には、かなりの事業系ゴミがステーション回収に含まれています。それはそれで解決しなければならない問題ですが、多くの事業所は業者に委託して、月及び年間契約でゴミを出しています。ですから、ゴミの量は多くても少なくても値段に関係なく減量化には意識が薄い状態です。それを解決する為に、収集手数料と運搬手数料が明確に分かるように有料指定袋の導入を提案したのですが、当局は小規模事業所のゴミ有料指定袋と勘違いしているようで最後まで話が合いませんでした。それはそれで、多少予期していた事なのでしょうがないと思っていますがなんとか2項目の質問が終わり休憩に入る時、2項目目の質問文の中で先輩議員から、「イトヨーカードーと言ったから、どよめいたのよ。イトーヨーカードーじゃないの」と笑いながら声を掛けらました。自分ではそう言ったつもりでしたが、読み方が違っていたようです。それで、読んでいる途中に議場の人達がどよめいた原因がわかりました。そういう風に自分では言ったつもりは無いのですが・・・・でも、家に帰って家族に話したら、「事前にここで読んだ時も、イトヨーカードーって言っていたよ」って言われてしまいました。傍聴にセブンアンドアイの本部社員が来ていましたので、イトーヨーカードーについて質問しているのに随分失礼な奴だって思われてしまったかもしれません。でも、内容は変わりませんので悪しからず。でも、取りあえず終わって一安心です。

軌道修正中

 議員となり忙しい事は良い事であると思うのですが、なんでもやろうと思っていても無理があるのは当然のことであると思わなければいけません。

 なんでも出来ると思っていても、自分は1人しかいない訳で、限られた時間では処理もできず、また、無理をする事により、出来る事まで出来なくなってしまうと言う事が分かっていてもつい性分で無理をしてしまう事に困っています。(”できる”という言葉は好きなのですが、能力以上の事をやろうとしても無理である事をわからなければと思っています)
それにより、今、色々な面で弊害が出始めています。その上考え事、悩み事も多く、頼まれていた事を忘れてしまったり先延ばしにしたりしており、気にはなっているのですが、処理しないうちに新たな話が出てきて、落ち着いて考えたり、取り組んでいる時間がありません。特に、忘れ物が多くなり、迷惑をかけてしまっています。それにより無駄な時間がとられ悪循環です。
 何とかしなければと思っていますが、9月議会が終わったら、軌道修正をした中で、ある程度整理しゆとりを持てるように割り切りをしようと思っています。
 取りあえず、10月6日午後1時に一般質問で登壇致しますので、何とか乗り切らなければと思っています。(良かったら傍聴してください)すでに、富士駅前についてのイトヨーカードーについては、先輩議員により答弁がなされていますので、こちらも質問内容を、駅前の顔づくりを主に多少軌道修正をしなければと思っています。もう1項目の一般事業系廃棄物、減量化についても一応整理はおわりましたが、ここしばらくは再検討をしている最中です。とにかくやる事はしっかりやらなければと思っています。

悩む事が多く、気持ち前向きに変えるようをどこかでリセットしなければと思っています。家のトイレに入って考えながら、ふと、カレンダーを眺めたら、心にしみる事が書いてありました。

地域で男女共同参画をすすめるには

 本年、富士市では内閣府の指定を受け、県内では島田市に次いで2番目の「男女共同参画宣言都市」となりました。11月14日にはロゼシアターで富士市男女共同参画宣言都市記念事業が開催されます。

 それに先立ちか定かではありませんが、私の地域においても、男女共同参画推進事業として、「地域で男女共同参画をすすめるには」と題して、静岡県立大学国際関係学部の犬塚協太教授の講演がありましたが、最初に男女共同参画と言う事に対しては、政権が変わってもこの事に関しては大きな流れは変わる事は無いほどの21世紀の最重要課題であり、また、決して女性の問題ではなく、女性だけの問題であるとしないでまず男性がイメージを変えて頂く事が大切なことである事を前置きで話が始まりました。
 先生の話は大変分かりやすく、今までの性別役割分業社会典型的なジェンダー(男と女の決め付けた役割)が支配する社会から、すべての人が性別に関わりなく対等に、お互いの個性や能力を認めあい社会のあらゆる領域に共に参画しその成果を分かち合える社会への転換が、求められており、近年のキーワードとしては、「ワークライフバランス」を挙げていました。
 地域で男女共同参画をすすめるにはまずは、身近な意識と行動として、自分の中のジェンダーに気づき出来る事から少しずつ変えていくとし、男女共同参画を目的とするのではなく、地域のまちづくりにおいても地域の抱えている問題を解決する為にはより多く男女に関わってもらう事により役立てもらいたいとの事でした。
 私は料理を作ったり洗濯をしたりする家事をする事は学生時代から抵抗はありません。ですから、妻よりも返って食事を作るのが多いくらいです。今は議員になり時間が取れなく子供に接する機会が少なくなりましたが、子育ても妻任せではありませんでした。そのような意味では、ジェンダーはすでに多様化しています。基本としては、仕事も家事も誰がと決め付けるのではなくお互いに出来る事をやればいいと思っています。
 激しく変わる社会において、男女共同参画は社会を元気にする為の有効的な手段であると考えられます。

幻の新東名開通記念チャリティーマラソン。

 議員の状差しに、新東名開通記念チャリティーマラソン計画断念についてのお詫び文がはいっていました。これについての経緯を新聞記事で追ってみると

「新東名舞台に2万人のフルマラソン(7月17日静岡新聞)
静岡陸上競技協会は7月16日、2011年1月30日に新東名高速道路の富士インター(仮称)−長泉沼津インター(同)間を走る「新東名開通記念チャリティーマラソン大会」を開催すると発表した。12年の県内区間供用開始前に、完工した新東名本線を利用した1度だけの大会で、フルマラソン、10キロの部に2万人の参加を見込む。車いすマラソンも実施する。収益の一部は社会福祉団体に寄付する。10年5月15日には、新東名の10キロコースでプレ大会も行う。
 同協会は「新東名を管理する中日本高速道路と検討を重ねて実現にこぎ着けた。国内外の市民ランナーに、富士山をながめながらハイウエーマラソンの醍醐味を味わってほしい」としている。
 開会式の会場となる富士市の富士総合運動公園陸上競技場では、地域おこし行事としてグルメイベント、物産展なども計画している。駐車場は富士山こどもの国、富士マリンプールなどに約6000台分を準備する。駐車場、JR富士駅、新富士駅と会場間はシャトルバスを運行する。
 フルマラソンコースは富士インターを発着点とし長泉沼津インターの料金所で折り返す42.195キロで、往路は上り線、復路は下り線を走る。5キロごとに給水・救護所を設ける。
 同協会は8月に関係諸団体とともに実行委員会を発足させ、詳細計画を詰めていく」

私も、8月21日開催の第2東名特別委員会において説明があり、地域から全国への発信事業としても期待をしていました。それが・・・

「景気悪化でメーン協賛企業撤退(9月26日中日新聞)
 静岡陸上競技協会は25日、開通前の新東名高速道路を走る「新東名開通記念チャリティーマラソン」の計画断念を発表した。金融危機によるメーンスポンサーの撤退が原因とされ、政権交代の余波との指摘もある。
 同マラソンは一度限りのイベントとして計画され、2011年1月の開催を予定。フルマラソン、10キロ、車いすの各部で、計3万人の参加を見込んでいた。協会は今年7月、計画を発表した。
 計画断念の理由について、協会は、メーンスポンサーが景気悪化を理由に特別協賛からの撤退を申し出た−などと文書で説明。企業名は公表していない。
 協会は8月末、臨時理事会を開き、対応を協議。経済情勢や開催日までの準備期間などを踏まえ、運営資金の半分を占める協賛金を調達するのは困難と判断したという。
 一方、8月の衆院選で、協会会長を務める自民党の斉藤斗志二元衆院議員が落選したことを、要因の一つに挙げる協会関係者も。この関係者は「知事の交代や国政の政権交代で、新たなスポンサー獲得の先行きは不透明」と打ち明ける。
 協会はこの日、斉藤会長と連名で「断腸の思いだが、全面中止することにした」と謝罪するコメントを出した。」

と言う事です。
 私は撤退した企業名も聞きましたが、こんな事にも、地元の代議士がいなくなった余波がでてきているのかと感じます。
富士からの幻の新東名フルマラソンというビッグイベントが無くなり残念に思っています。
今日から10月1日です。クールビズも終わり、ネクタイ着用の議会がスタートします。
がんばりまーす。

祭でもお酒は飲めません。

 

私にとって今年、最後の体育祭である浮島地区の区民体育祭に参加してきました。富士市でも一番東の地域でもあり、地域自体も大きくない中では少子化が進み、東小の生徒が少ない為、何年か前より小学校と合同で開催されています。

しかしながら浮島地区は人数は他の地域より少ないのですが、地域が一体となる結束力・絆は強く、子供達も少ない人数ですので、ひとりひとりの顔が分かるようで、応援をする時も、テントの中では、敬老席から誰の何番目の子供で早いか遅いか、またどんな子かまでも解説をしてくれます。
(浮島バレーの売店もでています)

 途中健康祭りが行われていたので抜けさせて貰ったのですが、体育祭が終わった後、浮島2丁目の5班の慰労会が開催されており、大分お酒がまわっている中で、次のような会話がありました。

「議員さん今日はどこへ行ってきたの?」

私、「えーしらす祭りや体育祭や健康祭りが開催されていたので行ってきました」

「祭りじゃ、お酒を飲んでればいいからいいなー」
私、「そんな事無いですよ、どこへ行ってもお酒なんかでませんし、飲みませんよ」

「祭りにはお酒がつきものだよな。祭りでお酒がないと盛り上がらないよ」
「区民体育祭もお酒が禁止になったら、参加者も少なくなったよ。祭りと名がついてるのにさびしいよ」
「お酒が飲めないなら、小学校の体育祭とは別にやった方がいいよ」
「ねえ、議員どう思う?」
と聞かれてもと思いましたが、
浮島地区でも小学生を交えて多くの区民が参加する体育祭でもあり、会場内ではお酒を飲む事は禁止されています。合同で行われる前は、区民大会においてお酒を飲む事は許されてたそうで、区民大会ではお酒がつきものという年配の方が多く、現在の会場で、小学生が混じった体育祭だからと言ってお酒を飲んではいけないというキマリが納得できないと言う事でした。
お酒を飲んでの話でしたが、最近ではどの地域においてもお酒を飲む事は禁止されており、決して浮島地区だけの特別の事ではない事を説明しました。
今は、お祭りと名がついていてもお酒がないお祭りはたくさんあります。多くのトラブルを回避する事は基より、飲酒運転の罰則が重くなり、絶対にお酒を飲んだら運転はしてはいけない以上、昔のような情緒は無くなるかもしれませんが、市や学校が関係するすべてのイベントにおいてお酒を出すことは禁止した方が良いと思われます。(また、禁止されていると思います)

 最後には、「体育祭やイベントの後にゆっくり慰労を兼ねて別の場所で、気兼ねなくみんなで賑やかに飲んだ方がおいしいですよ」という事で納得してもらいました。

デジタルテレビの要望が提出されました。

小中学校デジタルテレビ整備事業 小中学校43校×5台
計215台
公立幼稚園 デジタルテレビ整備事業 11園×1台
保育園 デジタルテレビ整備事業 19園×1台
高等学校 デジタルテレビ整備事業 5台
合計250台

が7月の臨時議会において、経済危機対策臨時交付金活用事業の一つとして、補正予算が組まれていました。
これは、2011年にはテレビがデジタル化が図られる中で、教育関係のテレビについては、国の施策でもある、スクールニューディル政策として交付金が利用でき富士市においても予算が通っています。
 議会においても、地域経済対策という点では、地元の家電屋さんを使う事を意見として出されていました。そのような動きの中で、富士市の53軒の家電屋さんで組織される静岡県電気商業組合富士支部の役員さんが、市長を始め、関係各課の契約課、学校総務課、商業振興課の課長さんに、地産地消の考慮をした上で整備、及び将来にわたる修繕の迅速化が図られる地域の家電屋さんへの配慮の要望書が提出されました。

 契約課長からは、組合への一括購入という事に関しては、丸投げという観点から地方自治法に触れるとし、個々の入札参加をして頂く事が前提で、今回の入札は、富士市に本社がある電気屋さんで地域別、学区別という方向性で細かい入札を考えている事が話されました。
 私は、19年の11月議会においても、2011年のデジタルテレビ化について取り上げており、(当時の当局の答弁は現存のテレビを活かしながら、チューナー対応でした)以前より相談はされていましたので、要望書の提出には、同席させてもらいました。電気商業組合として、要望書を提出するのは初めての事だそうです。すでに各課の課長さんには要望済みではありますが、市長要望に関しては、価格だけではなく、小回りの聞く、利便性の高い地域電気店が衰退しない為にも現状を理解して頂きたいと言う危機感からの組合の行動でもあります。
 すでに、組合員の大半は、今回の入札に参加する為の、入札登録は済ませてあるそうですが、昨年来からの未曾有の景気後退において、地域の電気屋さんも必死に頑張っています。
 

増川から世界へ発信

 
 私の住む増川に、外車が良く置いてある倉庫というか工場があり、車の修理工場なのか外車を趣味でレース等に出る為にいじくっているところなのか気になる場所がありました。

 車をいじくっている方は、よく顔は見かけていたのですが、昨日、声をかけられ、議員である私と一度話をしたいとの事で、時間が取れましたので、お伺いして話をしてきました。
2時間以上話をしてきたのですが、私の近くでこんなに情熱がある人がいた事は驚きです。

 その方は川口技研工業の川口徳彦氏です。川口氏の会社は外車のエンジンのメンテナンスやオーバーホールをしており、特にアルファロメオを専門的に扱っています。工場の中では、フェラーリ、ポルシェがメンテナンス中でしたが、身近に高級車があるのにもびっくりです。車関係の仕事をしながら、富士市においての工業都市として栄えてきた中では、今後、車を使った物語ができるまちづくりができないかを考えており、私に熱くその話をしてくれましたが非常に勉強になりました。実現できるか、それが可能な事なのかは今後の事なのですが、何かをしようという思いは大切な事でもあると思います。私も力になれる事はしたいと思っていますが、それよりも、こんなに近くに真剣に多くの意見を持っている方がいるとは、もっと早く知りあえば(話す機会があれば)良かったと感じずにはいられません。

 川口氏は、モノづくりの技術としてもピストンリングにかけては、世界のレベルである事は自負しており、増川から世界に発信できる技術であると言っていました。増川からまちづくりも世界へ発信できるような夢をもっている素晴らしい人がいる事に誇りを持つと共に、私の住む地域は狭い世界ではありますが、まだまだ知らない人が多く、もっともっと多くの人と語る事を今後も続けなければと感じました。
 

 関係ない話ですが、昨日、巨人が優勝し、一般質問で取り上げているイトーヨーカドーは24日からの4日間、衣料品を2割引きにするほか、生鮮、加工食品などを対象にした「88円均一セール」を実施しています。また、セブン—イレブンは25日から3日間、160円未満のおにぎりを100円で販売しています。どうぞご利用ください。

今ある平和は。

「平和こそ、経済と文化の基盤である」
神谷軍人墓地において英霊顕彰会慰霊祭が開催され参加したのですが、その際に富士市遺族会の鈴木会長の追悼文の一説を聞き、改めて、今ある平和は尊い命の礎で成り立っていると言う事を感じずにはいられませんでした。

また、遺族会の栗田支部長の話の中で、
「日本を離れ外地おいて亡くなられた方は240万人と言われ、その境地は日本へ帰りたい、家族に会いたい、郷土に帰れたいという思いの中で死んでいった状況はあまりにも悲しく、また、自分の身内がフィリピンのレイテ島で亡くなった中で、亡くなった52万の内、遺骨は13万であり残りの39万は未だ、ジャングルの中、海の中、山の中で眠っている状況でもある」と聞き、戦後64年経っても、遺族に取っては、未だ戦争は終わってないと感じずには居られませんでした。
 

 戦後64年経ち社会は大きな変化と発展を遂げました。私は戦争を知らないで育った世代であり偉そうな事を言える立場ではありませんが、英霊顕彰慰霊祭に参加しながら、遺族の方々の思いを察し、英霊の御霊の顕彰を進めていくには、次世代を担う子供達にも、忘れがちになりつつある今ある平和についての正しい歴史を後世に引き継いでいく教育は必要な事であると思いました。
 暑さ寒さも彼岸までと言われるように、お彼岸は季節の変わり目であります。お墓参りを済ませてきましたが、手を合わせながら、ご先祖さまに感謝をすると共に、最近は悩み事も多いので願い事までしてしまう状況でもあります。
シルバーウイークも気がつけば、最終日になってしまいました。何をしたと言う訳ではないのですが、改めて月日が経つ早さを感じずにはいられません。
 9月議会がまた始まります。今ある幸せを噛みしめ頑張らなければと思っています。

我が家の新兵器

 一般質問の1項目に「事業系一般廃棄物の減量化について」を取り上げていますが、内容的には、4月より家庭ゴミは指定袋制度の導入やプラスチック製容器の資源物回収と色々な取組みを始めましたが、事業系ゴミについての取り組みは不足しているように思え、今後の新環境クリーンセンター建設事業計画に伴い更なる減量策を早急に実施していかなければならないと思い質問をいたします。

 4月から導入された指定ゴミ袋やプラスチックの分別は我が家でも娘が特にうるさく、私が捨てるゴミをいちいちチェックをする状況です。私も分別表を見ながら面倒臭いとは思いながらそれなりにゴミを捨てます。そのような意味では今までと明らかに違うのは、ゴミを捨てる意識はかなり変わってきました。富士市では可燃ゴミ、資源ゴミや埋め立てゴミを合わせて毎年10万トンを処理し、その8割約8万トンを環境クリーンセンターの焼却炉で燃やしています。その中でもっとも多くの割合を占めるのは「生ゴミ」で8万トンの約4割3万トンに及びます。生ゴミを減量する事がゴミを減らすのに効果的であると考えられます。4月よりの指定袋導入によりゴミに対しての意識が変わった私の妻は生ゴミを減らす為に、先月、電気式生ゴミ処理機を購入しました。私は知らなかったのですが、どこかで調べてきたようで、市で行っている「電気式生ゴミ処理機購入費補助」を利用し、補助金申請を行い、購入費の半額の補助を貰っての購入をしました。(3万円が上限ですが我が家では2万8千円補助を受けました)案外簡単に補助を頂けるので、興味のある方は、購入前に廃棄物対策課にいけば丁寧に教えてくれます。

多くの方がこれを利用すれば生ゴミの減量は進みます。また、同様に事業系の生ゴミも処理機を使うよう積極的に促す事も必要な気もしています。我が家の新兵器の生ゴミ処理機は車庫の奥にありますが、現在、処理されたものを肥料とし、花一杯作戦を企てています。

水道・病院の決算は終わったけれど・・

ようやく、18日をもって、決算特別委員会において、付託されていた平成20年度の決算案が審査され、25日の本会議において決算認定となる予定です。

 本年度、私は企業会計の担当特別委員会に配属されていましたので、水道及び病院についての決算審査でもありました。会派内では事前に決算についての勉強会も開催されており、それなりに委員会開催まで準備を進めていましたし、私も水道会計については6月議会で安心・安全な水道施設について取り上げていたので、改めて災害時においての水道の脆弱さを改善しなければいけない事と、簡易水道の統合を絡めた中での取り組みを質問しましたので、委員会、前日の夜中に資料を引っ張り出し、施設の老朽化の状況や耐震化率の向上に向けての取り組みを改めて確認をしたかったのですが、残念ながら質問はできませんでした。他の委員の方が確認をしては頂いているとは思いますが、出来なかった事には、また、当局へ直接行って確認はするつもりです。

 病院会計については、純損失2億2486万円で前年度繰り越し欠損金と合わせて、累積欠損金は15億580万円となりました。昨年の産科医の危機問題は回避しましたが、未だ医師不足は深刻な問題でもあり、医師不足による患者数の減少は医療収益を減らす大きな原因でもあります。富士市立病院も多くの自治体病院と同様に経営状況はけっして良好な状態ではありませんが、自治体病院としては安心・安全な医療施設として、お金をつぎ込んでも成り立たせていかなければなりません。しかしながら、医師確保を続けていく上でも、健全経営は図らなければいけなく、経営の在り方は今後の課題でもあります。
 富士市に住んでいて、病気や事故になった時の急性期病院としての役割をしっかり担って頂く為には、医師確保は必要であり、産科医以外にも、緊急を有す状況(心臓疾患や脳出血)になった時、救急車が来ても、対応する医師がいなければ受け入れる事が出来ないという事実を私は知りました。1分1秒を争う状況の中では、やはり一番身近な2次3次医療機関としての役割である中央病院が医師の受け入れる状況が整わなければ搬送される事は無く、他の病院を当たらなければなりません。他の病院でもうけられなければ、他地域と言う事になるのでしょうが、時間が掛かる事により助かる命も助からないと言う事になりかねません。たとえ助かっても、処置が遅れることにより後遺症も残る可能性もあります。亡くなってしまうような時は、受け入れてもらえなかったら、たまたま運が悪かったと言う事で片づけられてしまうのでしょうか・・・・・・・
緊急医療体制は大切な問題でもあります。
病院決算は終わったけれど、ちょっと考えさせられてしまう事が私にはありました。

11番目です。

 9月議会の一般質問の締めきりが16日の正午まででした。毎日慌ただしく過ぎていくので、一般質問も今回は休もうかなと思っていましたが、忙しいからといって、やらないのは理由にならないと思います。

 議員になった以上、どんな時でも、自分に負荷をかけた上で勉強は続けなければと思っています。締め切りは正午まででしたが、浮島地区の敬老会があった為に、朝一番で通告を提出いたしました。
今回の受付番号は11番ですが、早くも無く遅くも無く、ちょうど良い順番だと思っています。一般質問は10月2日から始まりますが、おそらく私の出番は10月6日が予想されます。今回の質問内容は以下の2項目です。
1、事業系一般廃棄物の減量化について
2、駅前における都市機能低下が進む中でのまちづくりについて
ですが、まだ1項目のヒアリングは終わっていません。これからですので内容については、後日説明いたしますが、2項目目については、イトヨーカドーが来年早々の閉店に伴う中でJR富士駅前の顔づくり構想を取り上げました。
(今後ヨーカドーも閉まり、すでにコンビニも閉まっているので不便さが増します)

パピー閉店に続き、イトヨーカドーの閉店は駅前に商業施設が無くなってしまう状況を深刻にとらえ、今後顔づくりをどのようにするか問いたいと思っています。しかしながら、昨日も私の地域にマックスバリューが来年の4月に開店するという説明会がありました。駅前では、商業施設が撤退してしまうのに郊外においては、まだまだお店が出来ていきます。市が進めるコンパクトシティは実現できるのでしょうか、疑問に思ってしまいます。
 一般質問の登壇まではまだまだ時間がありますのでじっくり勉強もしたいと思っています。

行政懇談会で反省すべき事

 市長が各地区において出向き課題や要望について話し合う行政懇談会がありますが。11日に須津地区でも開催されました。


市長の市政全般の課題が話された後、地域課題についての説明がありました。須津地域の課題として以下の6つの課題が挙げられておりました。

1、 東部プラザまでの交通手段の確保について
2、 田中新田中里線(3号幹線)道路整備について
3、 大棚の滝を中心とした森林公園としての整備について
4、 中里スポーツ公園の整備について
5、 江尾江川から沼川まで護岸改修工事について
6、 通学路の安全確保について
今回の要望については、私も議会において、すでに議会において質問をさせて貰った項目もあり、大体の説明の予想は着きましたが、地域の人と市長及び当局が意見交換をする大切な機会でもありますので、先輩議員の方と後の席で黙って聞かせて頂きました。
説明終了後水害や道路の事についての意見がありましたが、議会においても話されている内容であり、私もしっかりと取り組んでいる事柄でもあります。ただ、道路では関連した事として江尾ー柏原線の道路整備が本年度より取り組み始めますが、田んぼの嵩上げについてや堪水防除に関する事については農政課がいなかった為に説明には街路整備課長は苦慮していました。江尾ー柏原線は縦のラインとして冠水道路解消の大切な事業でありますのですので、田んぼの嵩上げが進まないように土地改良の人達と話し合った上でしっかりと進めて貰いたいと言う事です。(私も昨年の9月議会において土地改良区の道路の冠水についての問題は取り上げています)
江尾ー柏原線の改良工事は、須津・浮島地区の東田子の浦を利用する通勤通学をする人たちにとっても重要な整備である為に地域では事業着手は感謝している事柄でもありますし、私は街路整備課長の努力は理解していますので引き続きよろしくお願いいたします。(街路整備課長が苦労しながら説明する姿を見てちょっと気の毒に感じました)
行政懇談会に参加して、議員としては、地域の方に市で行っている事についてしっかりと伝えていないところがあった事は反省すべき点でもあるようにも思っています。

富士市災害ボランティア連絡会

 8月11日に駿河湾地震があり、東海地震への危機感が募りました。9月1日にも防災訓練が行われましたが、実際の災害時において混乱の中でのトラブルを回避する為に組織されている「富士市災害ボランティア連絡会」の話を聞いてきました。

 

連絡会の会長・副会長が説明をしてくれたのですが、会長の渡邊雅子さんは、名刺交換をし話してみたら、私が尊敬する紺屋製紙の山本社長の妹さんでした。(聞いてびっくりですが、兄弟で様々な所で活躍されている事にも驚きです)
清水副会長がパワーポイントを使って説明してくれました。

連絡会の構成団体は現在9団体です。
団体名 団体の概要・活動内容 としては、
1、富士市災害救援バイク隊
ペガサス オートバイの機動力を最大限に生かし、災害時に情報伝達・医薬品など緊急物資を輸送。普段はツーリング゙を兼ねた技術訓練の他、応急救護訓練等を行います。
2、富士市アマチュア無線
非常通信協力会 被災地の情報収集・避難所間の連絡、災害対策本部との情報交換などを行う音声の他に画像情報も伝達する。個人で無線を行っている人たちの集まりです。
3、災害ボランティア コーディネーター富士
災害時にボランティア活動を迅速且つ効果的に行うためのコーディネーター役を担う。
県が行う災害時ボランティアコーディネーター養成講座の修了生の集団です。
4、NPO法人災害救助犬静岡
全国災害救助犬連合会に加盟する団体で、毎週土曜日、小笠郡菊川町の訓練場に集合し実践的訓練をしている。救助犬として使用できる社会奉仕活動の参加も積極的に行っています。
5、富士市職員退職者連盟
 市職員のOBで組織する団体、現職の時の知識・技能を生かせるのが強み市内の隅々まで細かなことが良く分っています。
6、富士RB
RB(ジャパン・レスキュー・バイク)はオートバイの機動力と全国的なネットワークがあるのが強み、他市・他県との連携は引き受けます。また災害時の情報活動・救助活動をサポート します。
7、富士市ボランティア連絡会
市内の福祉ボランティアの連絡会。 普段は視覚・聴覚障害のある方のサポートや車椅使用者の移動など約40のグループ゚に分れて活動し、災害時には要介護者のお手伝いが可能
8、富士市まとい会
市の消防団のOB。 災害時には危険を伴なうことが多いが過去の経験を生かした活動をします。
9、静岡県看護協会
富士地区支部 災害ボランティアナース育成のための研修の企画・実施、災害発生時のボランティアナース派遣の窓口などの活動を行っています。

災害が発生するとフィランセにボランティア支援本部が開設され、ボランティアの受け入れや物資の配分等を行ないますが、会の構成団体が専門性を生かした中で効率的な復旧に力を入れてくれるそうです。
災害時には心強い組織であると実感しました。

電子黒板で授業が始まります。

 

 市役所の駐車場から庁舎に入る前に、業者らしき人がテレビの搬入の準備をしていました。

「おっ、新しいテレビだ。市役所のどこに入れるのかな」
と業者らしき人に確認すると
「電子黒板のプレゼンをしに来ました」
と返答でした。
7月の臨時議会で補正予算として、経済危機対策臨時交付金活用事業において、各小、中学校へ電子黒板の整備事業の予算が可決しています。スクールニューディール事業として黒板にIT機能を搭載させより分かりやすい授業進める為に、採択されたのですが、教育現場で使う物ですから、特殊性を鑑みると値段というより機能を考えた上での選択が必要である上での入札になるのかもしれません。
 今回、政府のスクールニューディール構想の中の一つとして、未来を担う子供たちへの情報発信教育の充実として、教育活用されている全てのテレビを50インチ以上のデジタルテレビに買い替えることがありますが、このうち電子黒板を小学校・中学校に1台ずつ整備することしています。電子黒板を使えば書き込みやタッチパネルによる操作が簡単にでき映像を活用するなどわかりやすい授業を実現できることから英国では各教室に配備されています。また、迫力ある高画質な映像により児童生徒の興味も図られ、小学校の英語授業導入に際し、配られた「英語ノート」のデジタル教材にも大いに役立ち、ネイティブスピーカーの発音による、発音練習もできます。

 9階の会派室に行くと、前にある会議室でその他の製品も搬入され、製品の説明の準備をしているようでしたので、野次馬的に向学の為にも、中を拝見させてもらいました。各社色々あるようで、テレビ型は50インチで、プロジェクター型70インチですが、其々に使い勝手は違うようです。どの製品が選ばれるのかは慎重審議がされると思いますが、高額な物ですから、本当に子供達にとって役に立つものであってほしいものです。
 富士市においても「21世紀の学校」にふさわしい教育環境の充実が図られ始めています。

富士川水系沼川ブロック流域委員会

 議員になってから、これは何とかしなくてはならないと言う事柄の一つとして、私の地域の水害問題の解決があります。この事については、私は、すでに議会でも3回取り上げていますが根本的な解決にまでは至っていません。

現在、水害対策として、須津川の浚渫、万騎沢の改修、堪水防除事業として、江尾江川から沼川への配水ポンプ建設、増川へ1万9000トンの調整池が進められています。多くの対策は進められていますが、行きつく先は、沼川の改修と田子の浦の石水門の拡幅と言われています。

 そのような中で、本年、県の沼津、富士土木事務所により、「富士川水系沼川流域委員会」が立ちあがり整備計画の見直しが図られ始めました。私は委員ではありませんが、水害常襲地に住む議員として、治水対策についてはしっかりとした話し合いをして頂きたく、オブザーバーとして参加しようと思っています。

 
 県土木の方にお願いをして、委員会開催についての案内を知らせて貰えたので、先日、行われた「第2回富士川水系沼川ブロック流域委員会」へ出席してきました。委員は沼津市長、富士市長を始めとする市民、各団体の代表及び有識者で組織されており、定期的に会合が持たれるようです。傍聴もできるようになっていますが、傍聴要領により、写真撮影、録画、録音ができない為、会場の様子は残念ながら写真を撮る事はできませんでした。治水については、流域及び河川に対する課題として、石水門の付近の流化能力見合いの改修、東部地域の河川改修が遅れており、沼川本川、江尾江川、高橋川等流化能力が著しく低い状況、山地から暖勾配である沼川及び支川下流部に一気に水が流れ込む事により流域からの内水排除が困難が挙げれていましたが、いずれも今まで、私が議会で問題にしている事柄でもありました。雨水浸透施設の整備については、富士市が進めている為に河川課長から説明がありましたが、未だ全世帯数の0,38%と整備が進みにくい状況であるとしていました。この事については先進地域を視察した中で、来年以降新たな取組みを進めるようです。
その他にも沼川流域のソフト部門の取り組みの説明がありましたが、今後とも会合に出席し整備計画の進展を見守りたいと思っています。

8月最後の日。

30日の総選挙の結果、自民党は過去最低の223議席を下回る歴史的惨敗を味わいました。与野党の新議席は、与党140(自民119、公明21)野党(民主308、その他32)となり、政権交代が実現し、自民党は1955年結党以来、初めての第1党の座から転落しました。

全国的の流れの中では、県内すべての選挙区で自民党は大敗する結果でもあり、政治の転換が形として現れました。県内の逆風の強さは、比例票でも如実に表れ前回より、24万5千票余り上回る93万3579票となり大きなうねりを感じずにはいられません。

各地においても大物議員が落選する結果が報道されていましたが、富士市を含む第5選挙区から出馬した元防衛庁長官斉藤としつぐ氏は、31日正午、7期23年の政治活動を引退する事を発表しました。富士市においてもある意味歴史的な事柄なのかもしれません。多くの自民党議員の方々は、高い志しを持ち、情熱と信念の基に活動を続けてきたとは思いますが、組織の肥大化に伴い、また、時代の流れ、環境の変化、国民の声の多様化に対応できなかったのかもしれません。サルは木から落ちてもサルだけど、政治家は落選したらただの人と言われますが、しかしながら、政治家としての今までの功績は評価しなくてはならないと私は思っています。(たとえ、今の現状は悪くても、今までの発展は否定できません)
 新たなる政権になり、絶対権力を持つ与党となった民主党はこれからが国民に問われる事になります。
 私は、地方議員の一員として、これからの日本の政治の動きをしっかりと見つめます。と同時に、自分の信念にブレることなく地域においての活動を続けていくつもりです。

9月になっていないのに、小、中学校は8月31日から新学期が始まっています。いつもなら夏休み最後の日で、宿題に追われる日だと思っていましたが、2学期制になり、新学期が始まる日も昔と違ってきていました。時代は変わってきている事はこんなところでもあるのですね。

 先週の水曜日に岩船地蔵祭りがあり、今年最後の夏祭りを楽しみました。太鼓の演奏、火の踊り、花火と掲載したかったのですが忙しくて忘れていましたので、8月最後の日という事で、行く夏を惜しむのではないのですが、掲載いたします。

ちなみに今年の夏のキーワードは「ショック」だそうです。
 

「国家の品格」を聞きました。

 

 議員になってから毎年恒例の静岡県市町議会議員研修会がグランシップで開催されましたが、今年は、2006年にベストセラーとなった「国家に品格」の作者のお茶の水女子大名誉教授であり数学者の藤原正彦氏が講師でありました。

恥ずかしながら、ベストセラーとなった「国家の品格」は読もうと思っているうちに気が付いたら読まずじまいのままとなってしまった1冊でもありますが、この本の発売以来、〜の品格という銘打った書籍は販売され「女性の品格」「遊びの品格」という本は読んだ事があります。

しかし、もともと、「国家の品格」は藤原氏が講演で述べた内容を基礎に本にしたと聞いていますので今回、議員研修で「国家の品格」という演題で聞けば本を読んだと同じであると考えられます。藤原氏の講演は、話し方は早いのですが、リズミカルで聞きづらいと言う事は無く、ユーモアを交えた中での(度々家族の悪口が入っています)次から次へ話題が出てくるのには感心させられます。
 今の日本に必要な事は、論理より情緒、英語より国語、民主主義より武士道精神が大切であるとし、21世紀のキーワードとしては、敗者や弱者をかわいそうに思ったり、哀れに思う敗者や弱者への愛情の共感の情として、「惻隠の情」であるとしていました。私の世代ではあまり聞き慣れない言葉ですが、いじめと言うのは無くならいないとした中で、今の陰湿で長引くいじめをなくすには、卑怯を憎む心を育てる教育として「惻隠の情」が必要であると感じました。しかしながら、数学者であるので、もっと、論理的な解決や数字的な提示があるのかと思いましたが、国語教育の重要性を訴えている事には少し驚きました。
 朝から、チャレンジ7による介護研修があり、多少疲れがたまり、頭に入らない部分もありましたが、藤原氏の言葉で印象に残った「家族愛」「郷土愛」「祖国愛」の先に最も崇高な人類愛が生まれると言うくだりは、今の政治にも言える事であると思います。氏が奥様の悪口を言いながら、大切にしている事も良く分かりました。やはり一番大切なのは奥様のようです。
 講演を聞きながら改めて、私は、立派な事を言う事も大切であるかも知れませんが、身近な家族を愛し、地元を愛し、日本を愛す事が出来る人が世界の平和にも通じる事でそんな政治家を私は選挙で応援をしたいと思いました。

選挙戦スタート。

8月30日の投票日に向け、12日間の選挙戦がスタートしました。政権選択が迫られる大きな意味がある選挙である事は言うまでもありません。衆院選の立候補者は1374人で県内の8小選挙区で28人が立候補致しました。

県内小選挙区において、富士市は三島市、御殿場市、裾野市、函南町、小山町、伊豆の国市の内の伊豆長岡町で第5区の選挙区に3人の立候補者が届け出をしています。富士市においては、合併前の区割りになっていることから旧富士川町は、富士市になっても、第4区の選挙区になっています。今回の選挙の特徴としては、マニュフェストを前面に出した選挙でもあり、有権者は各党の政策を比較しながら、政策の中身、候補者の本質を見抜く審判が迫られています。「責任力」の自民党か「政権交代」を訴える民主党の2大政党がぶつかり合う選挙でもありますが、今の状態を変えるという風は、民主党に吹いている状況でもあり、政権交代が現実味が増す中では、改めてマニュフェストに書かれている事は、実現可能な公約なのか、また、政策実行力はあるのかは、しっかりチェックしなければならない事でもあると思っています。
 いずれにせよ、18日に公示され、12日間の選挙で風がどのように変わるかは、分かりませんが、混沌とした将来が見えにくい社会であるからこそ、見間違えのないよう、大切な1票を投じて欲しいと思っています。

5時7分、地震です。

 台風9号の接近に伴い雨が気になっていたのですが、朝方ベッドで強い揺れを感じ飛び起きました。第一声は
「ワー地震だ。結構、強いよ」
と寝ている家族に言ったのですが、その時取れた行動と言えばその場でじっとして揺れが収まるのを待っているだけでした。

 15秒くらい揺れが続いたと思いますが、寝起きと言う事もあり迅速な行動は取れなかったのが実情です。すぐにテレビをつけ確認するとテレビでは地震速報が流され始めていました。余震の危険もあるため、家で待機をする事にしていたのですが、富士市の震度は、はっきりとした報道はなかったのですが、4若しくは5弱であるというようでした。
 家においての被害は何もない状態でありましたが、電話は地震の直後しばらく通話ができないような状態であり、余震の心配もあったので家で待機をし、テレビ等を見ながら状況を見守っていました。今回の地震に関しては報道によりますと、8月11日午前5時7分ごろ、東海地方を中心に広い範囲で地震があり、静岡県中西部で震度6弱の揺れを観測されています。気象庁の観測によると、震源地は駿河湾で、震源の深さは約20キロ、地震の規模(マグニチュード)は6.6と推定されています。午前5時46分に御前崎で40センチ、午前5時26分に焼津で30センチの津波が観測されました。気象庁は、今回の地震は横ずれ断層型で、逆断層型が想定される「東海地震」とは異なると発表いたしました。
朝8時に富士市の地震情報を確認しますと
「富士市の震度は4であり、 大淵地区、鷹岡地区、吉永北地区で緊急遮断弁の作動による断水が発生していますが、水道の緊急遮断弁は解除されています。 また、静岡ガスからの報告によると、都市ガスの異常は発生していなく、7時13分に津波注意報は解除されており、7時22分現在では 人的被害は確認されてない」という事が情報として流されていました。
 富士市地域防災計画も策定されている中では地震に対しての迅速な対応はなされているようでした。さらに詳しい情報は流れてくると思いますが、取り急ぎブログへ掲載いたしました。
幸い富士市においては大きな被害はでていないようでしたが、本日、市役所へ出かけ一般質問でした水道施設の状況も含め確認をしたいと思っています。
 想定されるている東海地震ではありませんでしたので、更に大きな地震が来ると言う事の危機感を持たなければいけない事を改めて感じました。
 2009年8月11日朝5時7分。かなり大きな地震がありました。

本年度は文教民生委員会。

 富士市のコミュニテティラジオへ、順番で議員が出演しているのですが、私の順番が本来なら、7月31日午前9時40分から50分の10分でしたが、ちょうどその時間に本年度の文教民生委員会があり、8月28日に延期となってしまいました。

文教民生委員会には6月議会終了後に、議員になってから建設水道委員会、総務市民委員会と続いて、3つめの文京民生委員会に配属が決まりました、文教民生委員会は、教育、文化、体育、福祉、保険、病院等に関する委員会です。議員1期目ですので、4つの常任委員会を1年毎に、4年間かけて1通り経験しなければならない訳ですが、配属され1年経ち、ようやく委員会になれた頃に配属替えとなり、継続審議ができないのは残念ですが、今後、所管委員会以外は、傍聴に行き勉強をしていくつもりです。
委員会においては各担当部より、当面の課題である事務事業の概要説明があり質疑がありましたが、特に病院については、病院経営や医師確保は大きな問題でもあり、また、蒲原病院での不祥事があった事もありますが、課題は多いとされています。個人的には教育は子供を持つ親とした関心がありますが、多くの課題について、今年1年かけてじっくり、取り組んでいきたいと思っています。
所管部署の教育委員会の事業として、8月5日から9日まで富士市青少年の船が出発します。私も担当委員会メンバーとして出港式に顔を出そうと思っていますが、行き先の沖縄が天候不良の為に、航路の変更が心配されます。私が以前乗り込んだ時もそうでしたが、台風の接近の為に航路が急遽、沖縄から北海道に変わりました。航路がもし変わるようなら、子供達の荷物も変更しなければならないので早めの決断が求められると思いますが、どの様になっているのかちょっと気になります。
今年は天候に色々な事業が頭を痛める年でもあるようです。

インターンシップ!??

 私の娘が大学3年となり、就職活動を始めています。自分の人生だから自分で決めなさいと言ってありますが、私の時代とは様相は変わってきているようです。

私は、就職活動というのは企業訪問をする事だと思っていたのですが、ちょっと前から、娘がインターネットで検索しているのは、インターンシップができる企業を探していました。
娘がしきりにインターンシップがどこで出来るとか言うのですが、実際、インターンシップという言葉が私の時代には無かった為、何を言っているのかよく分かりませんでした。

しかしながら、臨時議会終了後に、興味があった東京で行われている、「議員の実像と政治の可能性−若者から見た政治—」NPO法人ドットジェイピーの佐藤理事長のセミナーの際にインターンシップという言葉の説明を聞き、よく分かりました。セミナーの冒頭で、このドットジェイピーの成り立ちとして、若年層の投票率の向上を取り組むプログラムを進める上で、「議員インターンシッププログラム」という言葉が出てきたのですが、インターンシップとは分かりやすく言えば、職場体験の事です。その背景として1997年以降に就職協定が崩れ、今まで医者等の専門職以外では無かったインターンシップが民間企業でも取り組まれるようになってきました。すでに就職をしたOBやOGからインターンシップをやる事により、就職が有利になると言われ、インターンシップに行きたいという学生は多くなっているそうです。しかしながら、インターンシップ受け入れる企業も増えてるとはいえ大企業や限られた学生であったり、インターンシップという経験がなかなかできない状況でもあります。(特に地方においては厳しいようです)ですから、最初の娘の話に戻るのですが、希望する企業に就職をする為に、インターンシップを受け入れているかどうか確認をしていたようですが、希望する企業には受け入れがなく、多くの学生は、インターンシップを一つの研修を受けた証のような形でとらえており、面接の際に有利であるとし、どこでもいいから受けたという実績が欲しいようです。民間企業へのインターンシップを受けたいのですが、難しい状況の中では、政治も若者の仕事の選択肢として捉えられてきたようで、議員インターンシッププログラムを立ち上げた中では、それを受けた学生がその後、議員になる方も多くいると言う話でした。
 東京でのセミナーの話は、詳しく改めて掲載しますがが、娘が言っていたインターンシップと言う言葉がようやく理解でき、会話が続くようになりました。
 しかし、就職を前にした親として恥ずかしい限りです。
 でも、インターンシップという言葉知っていましたか・・・・